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今年も晴れやかに「新春浅草歌舞伎」浅草総見
1月12日(金)、浅草公会堂「新春浅草歌舞伎」で、恒例の「浅草総見」が行われました。
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青空が広がった浅草、ひときわ艶やかな人力車が浅草公会堂に到着しました。寒さはぐっと厳しくなりましたが、10人の芸妓さんたちの人力車が入口に乗り付けた途端、その華やかさとカメラを向けるお客様や観光客で一気に活気づき、熱気があふれました。芸妓さんたちがひと足早く場内に向かい、入場口で地元、浅草観光連盟による浅草総見のお客様をお迎えして、賑やかに第2部が始まりました。
今日の「お年玉〈年始ご挨拶〉」は歌昇。「初日よりかく賑々しくご来場を賜りまして、一同、厚く厚く御礼申し上げ奉りまする」、と声高らかに始まり、「本日は、1階が華やかな雰囲気になっております。浅草の見番の総見ということで、本当にありがとうございます。どうしてもしゃべりたいという方がいるので、呼びたいと思います」と、呼び込んだのが米吉。お年玉の挨拶も浅草総見に合わせた特別版となりました。
「総見で緊張している、どうしたらいいかわからない、頼むから出てくれ、と兄さんに言われて出てるんです」と米吉。登場した早々から二人の掛け合いで盛り上げ、場内の華やぎにも負けない賑やかさです。演目の紹介をしながら、『引窓』では「我々が夫婦です」「幸せでございます」と、芝居に劣らず息ぴったりの仲のよさを見せました。そして、おおいに場内を沸かせたのち、「最後までごゆるりと、鷹揚のご見物のほどをひとえにお願い申し上げ奉りまする」と、歌昇がきちっと締めくくりました。
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浅草公会堂「新春浅草歌舞伎」は、1月26日(金)までの公演。チケットは、チケットWeb松竹、チケットWeb松竹スマートフォンサイト、チケットホン松竹で販売中です。
2018/01/12