京都の冬の風物詩、南座「まねき上げ」

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 11月25日(火)、京都四條南座で 「當る未歳 吉例顔見世興行」の「まねき上げ」が行われました。

京都の冬の風物詩、南座「まねき上げ」

 前日から始まった「吉例顔見世興行」の伝統行事「まねき上げ」は、25日の朝、すべてのまねきが上げられ、全53枚が南座の正面に並びました。あいにくの天気の中、作業は深夜から早朝にかけて行われたにもかかわらず、鳶職の手際のよさに足を止めて見上げる人も数多く見受けられ、京の街にいよいよ年の瀬が迫ってきたことを感じさせました。

 今年の顔見世の話題は、なんといっても東西の俳優が顔をそろえての舞台に加え、平成3(1991)年の新装開場以来の舞台を張り替えての「新檜舞台開き」。11月3日(月・祝)から始まった改修作業も順調に進み、初日には真新しい檜舞台がお客様にお披露目されます。その開幕に先駆けて行われた「まねき上げ」ですが、こちらは平成8(1996)年から18年担当していた故・川勝清歩さんから、井上優さんへと書き手が新しくなりました。

 「まねき上げ」はお集まりの皆さんとともに、興行の成功を祈って清めの塩をまき、たくさんのご来場をお願いして無事終了、いよいよ初日もあとわずかと迫ってきました。

 京都四條南座「當る未歳 吉例顔見世興行 新檜舞台開き 東西合同大歌舞伎」は、11月30日(日)から12月26日(金)までの公演。前半分(11月30日~12月13日公演分)チケットは販売中、後半分(12月14日~26日公演分)は11月29日(土)より、 チケットWeb松竹チケットホン松竹にて販売開始です。

2014/11/25