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南座「吉例顔見世興行」でまねき上げ
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▲ 最後に掲げられた片岡仁左衛門のまねき看板
11月25日(木)、南座で「當る寅歳 吉例顔見世興行」のまねき上げが行われました。
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吉例顔見世興行を前に行われる伝統行事で、冬の風物詩としても親しまれている「まねき上げ」が、今年も南座で執り行われました。最後に片岡仁左衛門のまねきが上がると、出演俳優の名前などを記した、総数54枚の「まねき看板」がずらりと南座の正面を飾ります。ともに掲げられた松の鮮やかな緑色と短冊のきらめきに、道行く人々も足を止め、華やかな装いとなった南座の様子を写真に収めていました。
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▲ 54枚のまねき看板が飾られた南座
今年も新型コロナウイルス感染拡大防止のため、例年歌舞伎ファンの皆様にご参加いただいている「塩まきの儀」は、小林南座支配人により執り行われ、公演の成功と無事を祈願し、清めの塩がまかれました。
東西の俳優たちが顔をそろえる歌舞伎の祭典、「吉例顔見世興行」。新型コロナウイルスの感染予防対策を十分に講じながら、まねき看板とともに華やかに京の師走を彩ります。
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京の年中行事「當る寅歳 吉例顔見世興行 東西合同大歌舞伎」は12月2日(木)から23日(木)までの公演。チケットは、チケットWeb松竹、チケットホン松竹で発売中です。
2021/11/25