公演情報詳細
坂東玉三郎 初春特別舞踊公演 |
当公演は終了いたしました。
2018年1月2日(火)~26日(金)
劇場:大阪松竹座
料金(税込)
- 一等席18,000円
- 二等席10,000円
- 三等席7,000円
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演目と配役
一、お年賀 口上(こうじょう)
口上 口上 | 坂東 玉三郎 中村 壱太郎 |
二、元禄花見踊(げんろくはなみおどり)
元禄の女 元禄の女 | 坂東 玉三郎 中村 壱太郎 |
三、秋の色種(あきのいろくさ)
女 女 | 坂東 玉三郎 中村 壱太郎 |
四、鷺娘(さぎむすめ)
鷺の精 | 中村 壱太郎 |
五、傾城(けいせい)
傾城 | 坂東 玉三郎 |
みどころ
一、お年賀 口上(こうじょう)
二、元禄花見踊(げんろくはなみおどり)
時は華やかな元禄の世。花見客で賑わう上野の山に派手やかに着飾った一行がやって来て、辺りは一層華やぎます。花見をしながら酒を飲み交わす人々はやがて、ほろ酔い気分で踊り始めます。月明かりが桜を照らすなか、花を愛でながら踊りを披露していく人々とともに、上野の山は、さらに盛り上がりを見せていくのでした。
元禄期の華やかな花見の風情を描いた舞踊をお楽しみください。
三、秋の色種(あきのいろくさ)
秋が深まり、秋の草花が咲き乱れる野辺に、女が佇んでいます。趣ある秋の風情を眺めながら物思いに耽っていましたが、虫の声にふと、楚の襄王が夢の中で巫山の女神と契った故事を思い出し、自らの恋に重ね合わせます。恋人へ思いを馳せた女は、今も昔も変わらぬ四季折々の楽しみを思い、舞い納めるのでした。
美しい秋の情景を歌った長唄の名曲と、季節感あふれる舞踊をご堪能ください。
四、鷺娘(さぎむすめ)
しんしんと雪の降る水辺の柳の下に、蛇の目傘を差した白無垢姿の娘がひとり佇んでいます。娘は実は恋に悩む白鷺の精。やがて愛らしい町娘の姿になり、さまざまに恋心を綴っていきます。しかし遂げられぬ恋の妄執がよみがえり、いつしか白鷺の姿に戻った娘は、降りしきる雪の中、息絶えるのでした。
引き抜きやぶっ返りなどの演出もみどころの、女方の魅力が詰まった長唄の名作です。
五、傾城(けいせい)
ここは吉原仲之町。吉原一の美貌を誇る傾城が、いくら待っても現れない間夫に恨み言を言いながら、純粋な恋心を艶やかに踊っていきます。四季折々の美と廓の風情を絵巻物のように華麗に踊り分け、やがて傾城は、うっすら雪化粧となった廓の情景を思いながら、間夫への恋心をしっとりと舞い納めるのでした。
美しく、気品にあふれた吉原絵巻をご堪能ください。
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