公演情報詳細
大阪松竹座新築開場二十周年記念 | ||
五月花形歌舞伎 |
当公演は終了いたしました。
2017年5月2日(火)~26日(金)
劇場:大阪松竹座
料金(税込)
- 一等席16,000円
- 二等席8,000円
- 三等席5,000円
- 猿之助が宙乗り1000回達成
- 大阪松竹座「五月花形歌舞伎」初日、猿之助、勘九郎、七之助が見せた意気込み
- 大阪松竹座「五月花形歌舞伎」幕見席のご案内
- 猿之助、勘九郎、七之助が語る大阪松竹座「五月花形歌舞伎」
チラシ裏面
演目と配役
昼の部
一、戻駕色相肩(もどりかごいろにあいかた)
浪花の次郎作 禿たより 吾妻の与四郎 | 中村 勘九郎 中村 児太郎 中村 歌昇 |
四世鶴屋南北 作
武智鉄二 補綴
石川耕士 補綴・演出
市川猿翁 演出
三代猿之助四十八撰の内
二、金幣猿島郡(きんのざいさるしまだいり)
大喜利所作事 双面道成寺(ふたおもてどうじょうじ)
市川猿之助宙乗り相勤め申し候
清姫 藤原忠文 白拍子花子実は清姫の霊 狂言師升六実は忠文の霊 北白川の安珍実は文珠丸頼光 七綾姫 田原藤太 能力白雲 およし実は侍女桜木 寂莫法印 如月尼 | 市川 猿之助 中村 勘九郎 中村 七之助 中村 歌昇 市川 弘太郎 市川 笑三郎 市川 猿弥 市川 門之助 |
夜の部
新版歌祭文
一、野崎村(のざきむら)
お光 久松 お染 後家お常 百姓久作 | 中村 七之助 中村 歌昇 中村 児太郎 坂東 竹三郎 坂東 彌十郎 |
三世實川延若より直伝されたる
十八世中村勘三郎から習い覚えし
三遊亭円朝 原作
二、怪談乳房榎(かいだんちぶさのえのき)
中村勘九郎三役早替りにて相勤め申し候
菱川重信 下男正助 うわばみ三次 重信妻お関 住職雲海 松井三郎 磯貝浪江 | 中村 勘九郎 中村 七之助 市川 寿猿 市川 猿弥 市川 猿之助 |
みどころ
昼の部
一、戻駕色相肩(もどりかごいろにあいかた)
時代情緒に溢れた見どころの多い人気舞踊。
菜の花畑に満開の桜が咲いた京の紫野に、浪花の次郎作と吾妻の与四郎が担ぐ駕籠が島原から戻って来ます。二人がひと休みするところ互いに上方と江戸のお国自慢を始めます。やがて駕籠の中から禿を呼び出し、京、大坂、江戸それぞれの廓話を語っていきます。そのうち、次郎作と与四郎の懐から連判状と香炉が落ちて…。
色彩美に富んだ常磐津の名作舞踊をお楽しみください。
二、金幣猿島郡(きんのざいさるしまだいり)
猿之助が宙を舞う! スペクタクルな演出は圧巻!
謀反の末討たれた平将門の妹、七綾姫は宇治の通円堂に匿われています。この堂守の娘清姫は、かつて出会った男を恋慕うあまり泣き焦がれて盲目となってしまいます。しかし源氏の重宝・村雨丸の威光により目が見えるようになると、思いを寄せていた男頼光と七綾姫が恋仲だったとわかり、七綾姫への嫉妬に狂って蛇体と化します。
一方、七綾姫に横恋慕したため官職を追われ落魄した藤原忠文も、二人への嫉妬心から鬼と化し、やがて忠文と清姫の霊が合体し中空へと飛び去っていきます。
所変わって近江国三井寺では、頼光が清姫や忠文の菩提を弔うため鐘を釣り上げようとすると中から寺内に匿われていた七綾姫が現れます。早速二人が祝言を上げようとするところ、白拍子花子が現れ舞を奉納します。舞を舞うにつれ、怨みの炎に燃える清姫、忠文の霊が入り込み、頼光と七綾姫を祟り殺そうとします。
奇抜さと面白さにあふれる舞台をご覧いただきます。
夜の部
一、野崎村(のざきむら)
切ない女心を描き出した恋物語。
野崎村の百姓久作の家では、娘のお光と養子の久松との祝言を控え、喜びを抑えきれないお光が婚礼の準備に勤しんでいます。そこへ久松が奉公する油屋の娘お染がやって来ます。実はお染と久松は恋仲、一緒になれないのなら心中しようと誓い合います。そんな二人の覚悟を知ったお光は自ら身を引き、尼となる決意をします。迎えに来た油屋の後家お常の配慮により、久松は駕籠、お染は舟で別々に野崎村を後にする姿を、お光は涙ながらに見送るのでした。
切ない恋を描いた、情感あふれる世話物の名作にご期待ください。
二、怪談乳房榎(かいだんちぶさのえのき)
十八世勘三郎がかつて大阪中座で大評判を呼んだ話題作!
花見客で賑わう江戸向島の隅田堤。絵師菱川重信の妻お関が赤ん坊の真与太郎を抱いてやってきます。泥酔した侍にお関が絡まれているのを救った浪人磯貝浪江は、これが縁で重信の内弟子となりますが、高田・南蔵院本堂の天井画の龍を描くために重信が家を留守にした間に、お関を我が物にしてしまいます。さらに、下男正助を仲間に引き入れると、深夜、落合田島橋で重信を殺害します。一方、南蔵院では、重信が霊となって現れ、画を完成させると、忽然と姿を消して皆を驚かせるのでした。悪業を隠してお関と夫婦になった浪江は、今度は正助に真与太郎を亡き者とするように命じ…。
三遊亭円朝の落語をもとにした怪談噺で、早替りをはじめ、本水を使った滝壺での大立廻りなど見せ場にあふれた舞台をご堪能いただきます。
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