ニュース

歌舞伎座『音菊眞秀若武者』特別ポスター公開

歌舞伎座『音菊眞秀若武者』特別ポスター公開

 

 2023年5月2日(火)から開幕する歌舞伎座「團菊祭五月大歌舞伎」昼の部『音菊眞秀若武者(おとにきくまことのわかむしゃ)』の特別ポスターが公開されました。

 昼の部で上演される『音菊眞秀若武者』で、寺嶋眞秀が初代尾上眞秀を名のり初舞台を勤めます。講談や歌舞伎の題材となってきた豪傑・岩見重太郎の狒々(ひひ)退治の伝説をもとにした本作では、尾上菊五郎の演出で、眞秀が女方と立役を勤めます。

 

 先日行われた取材会に出席した眞秀は、今回女方を演じるにあたり、「女性の仕草を勉強していて、その応用を稽古でもやっている」と、坂東玉三郎から学んだという仕草を披露する場面も。「(自分が)見た方向に肩が落ちること、膝を使うこと」を教えてもらったと、うれしそうに話しました。また、菊五郎からは「音に合わせて乗ることや立廻りについて」教えを受けたことを明かし、「岩見重太郎は剣術使いなので、女方で踊るときも、少し男らしさを出したりする。女から男に変わるとき、声や仕草を見てほしい」と、アピールしました。

『音菊眞秀若武者』特別ポスター

 このたび公開された特別ポスターには、刀を手にした勇ましい重太郎と重太郎扮する可憐な女童が、黒い背景にくっきりと浮かび上がります。重太郎の真っ直ぐな眼差しに強い志がみなぎり、未来を切り開く勢いを感じる1枚です。初めての扮装ビジュアル撮影を「いろんなポーズで撮影したので大変だった」と振り返った眞秀は、その出来栄えについて、「90点!」と自信を見せるも、「女方の撮影では、もうちょっと顎をあげれば良かった」と、客観的に自分を見る余裕をのぞかせます。

 

 初日に向けて日々稽古に励んでいる様子で、岩見重太郎と自身の共通点について聞かれると、「力も心も強いところが(自分と)近いと思います」と頼もしく語り、また演目名に自身の名前が入っていることに関しては、「まほろを“まこと”って読むから、すごくかっこいいと思いました」と誇らしげな表情を見せました。 

 『音菊眞秀若武者』の特別ポスターは、歌舞伎座ほかで掲示されますので、ぜひご注目ください。豪華な顔ぶれで眞秀の初舞台が披露される 歌舞伎座「團菊祭五月大歌舞伎」は、5月2日(火)から27日(土)までの公演。チケットは、チケットWeb松竹チケットホン松竹で販売中です。 

 

2023/04/25