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師走に向けて、南座で再びのまねき上げ
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▲ まねきが上げられていく手際のよさも見ものです
11月26日(月)、南座で12月「當る亥歳 吉例顔見興行」のまねき上げが行われました。
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南座新開場を記念し、11月から「吉例顔見世興行」が行われている今年は、これが2度目のまねき上げとなります。今回掲げられた「まねき看板」は計54枚。25日(日)の夜、11月公演の千穐楽を終えた後に作業が始まり、すべてのまねき看板が、12月のために新しく書かれ、とり替えられました。また、まねきと一緒に飾られる松や杉の枝も新しいものになり、鮮やかな緑色や短冊のきらめきが12月も南座の正面を彩ります。
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▲ 締めくくりの1枚が納められる様子に注目が集まります
青竹で組まれた矢来の前面に、まねき看板が1枚ずつ掲げられていき、最後に、今回の顔見世興行で親子孫三代の共演を行う片岡仁左衛門のまねきが上がった瞬間、見物に訪れた歌舞伎ファンから拍手が起こりました。
続いて、公演の無事と大入りを祈る、清めの「塩まきの儀」、そして手締めと、つつがなく執り行われた今年2回目のまねき上げ。南座に12月公演のまねきが上がると、いよいよ、京都の冬はもうすぐそこです。
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「南座発祥四百年 南座新開場記念 白井松次郎 大谷竹次郎追善 京の年中行事 當る亥歳 吉例顔見世興行 東西合同大歌舞伎」は、12月1日(土)から26日(水)までの公演。チケットは、チケットWeb松竹、チケットホン松竹で、発売中です。
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▲ 装いも新たな12月のまねき。ぜひ直にご覧ください
2018/11/26