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右團次、右近「ギャラリーレクチャー 歌舞伎夜話」出演のお知らせ
9月23日(日・祝)、歌舞伎座ギャラリーで開催の「ギャラリーレクチャー 歌舞伎夜話(かぶきやわ)」に、市川右團次、市川右近親子がそろって登場します。
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一昨年の12月に歌舞伎夜話へ出演した際、襲名前夜の決意を語った二人。今回は、親子で襲名を迎えて以降、初の歌舞伎夜話となります。新たな名前で足跡を刻んだこの年月を振り返ります。
昨年1月に新橋演舞場で行われた襲名披露の公演では、猿翁が定めた「猿之助四十八撰」の一つである『雙生隅田川(ふたごすみだがわ)』で、右團次は猿島惣太後に七郎天狗と奴軍介を、右近は梅若丸と松若丸を勤めました。右團次の屋号である高嶋屋らしい趣と、澤瀉屋の魂を受け継ぐという右團次の志が表れた、ケレン味たっぷりの舞台でした。右近は見事な早替りを披露し、さらに父や猿之助とともに宙乗りにも果敢に挑んでみせました。
昨秋の新橋演舞場スーパー歌舞伎II(セカンド)『ワンピース』で、初演から続けて海賊の白ひげを演じる右團次は、にじみ出る重厚さで舞台を引き締め、健気なチョッパーになりきった右近からは、大好きな『ワンピース』の舞台に出られる喜びが伝わってきました。また、今年8月の歌舞伎座『東海道中膝栗毛』でも、閻魔大王と小鬼として共演を果たしました。
来る10月には大阪松竹座で、昼の部の『華果西遊記』、夜の部の『雙生隅田川』に、こちらも親子で出演します。『華果西遊記』は初演の平成12(2000)年以来、右團次が主人公の孫悟空を勤めており、前回の夜話で、右團次の名前でも「いつかやりたい」と望んでいた作品です。二人の温かな会話が直接聴ける歌舞伎夜話を、どうぞお楽しみに。チケットはお早めにお申込みください。
※高嶋屋の「高」は正しくは“はしご高”です。
※澤瀉屋の「瀉」のつくりは正しくは“わかんむり”です。
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ギャラリーレクチャー 歌舞伎夜話
―市川右團次、市川右近―
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■日時
2018年9月23日(日・祝)18:30開演(18:15開場)
※約1時間30分を予定
■場所
(GINZA KABUKIZA 歌舞伎座タワー5階)
■入場料
全席指定:3,000円(税込)
2018年9月13日(木)10:00発売
チケットWeb松竹、チケットWeb松竹スマートフォンサイト
※チケットホン松竹での販売はありません。チケットWeb松竹のみの販売。
■お問い合わせ
歌舞伎座ギャラリー 03-3545-6886(10:00~17:30)
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