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芝翫、橋之助、福之助が琴平町で一日警察署長に
4月10日(火)、香川県琴平町で、中村芝翫、中村橋之助、中村福之助が、琴平警察署の一日警察署長に任命されました。
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7日(土)から旧金毘羅大芝居(金丸座)で「四国こんぴら歌舞伎大芝居」に出演し、八代目芝翫、四代目橋之助、三代目福之助の襲名披露でおおいに琴平の町に賑わせている三人が、早朝から琴平警察署で委嘱式に臨みました。
15日(日)まで行われている春の全国交通安全運動の一環で、この日は「交通事故死ゼロを目指す日」に指定されており、署長の制服に身を包んでうやうやしく委嘱状を受け取った親子三人は、一日警察署長として交通安全運動の啓発を行う任に就きました。琴平署の管轄は金丸座のある琴平町と隣のまんのう町。署内で記念写真におさまった三人は、管内の交通安全を図るべく、さっそく警察署前にお集まりの皆さんの前へ現れました。
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香川県では交通事故犠牲者数が減少していると聞き、橋之助は、「日夜、活動されていらっしゃる警察署の方々をはじめ、交通安全活動に携わる多くの方々のご尽力の賜物でございます。心より御礼申し上げます」と挨拶し、この後、署の前で行われる啓発活動について福之助が、「積極的にドライバーの皆さんへ安全運動を呼びかけ、この運動の趣旨をご理解いただき、ドライバーの交通安全への意識の高揚に努めたいと思います」と語って、その任務に就きました。
芝翫は最後に、交通安全へのご協力を呼びかけたうえで、地元琴平でのこんぴら歌舞伎開催にあたって警察署の方々に感謝し、「自動車の自動運転など、世の中はどんどん変化を遂げておりますが、変わらないのは人の命の尊さ、大切さ。琴平にまいり、あらためて人と人とのつながり、心の優しさにふれて、やはりそういうことは時代を超えても変わることがないと私は信じております。皆様には、穏やかなこの地の自然のように、穏やかな毎日が過ごせることを望んで、着任のご挨拶とさせていただきます」と一礼しました。
気を引き締めて挨拶したあとは、三人でドライバーに啓発グッズを渡しながら交通安全を呼びかけたりと、直接皆さんとふれあうことで交通安全にひと役買い、公演を応援してくださる琴平の皆さんへのご恩返しともなる、有意義なひとときを過ごしました。
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旧金毘羅大芝居(金丸座)「四国こんぴら歌舞伎大芝居」は、4月22日(日)までの公演。チケットは、チケットWeb松竹、チケットWeb松竹スマートフォンサイト、チケットホン松竹で販売中です。