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梅枝「ギャラリーレクチャー 歌舞伎夜話」出演のお知らせ
3月15日(木)、歌舞伎座ギャラリーで開催の「ギャラリーレクチャー 歌舞伎夜話(かぶきやわ)」に、中村梅枝が出演します。
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歌舞伎夜話へは平成28(2016)1月以来約2年ぶりの登場となる梅枝。父親譲りの端正な顔立ちと芸に磨きをかけながら、古典、新作を問わず大役に挑む機会も増えてきました。前回の夜話では子役の頃の思い出に始まり、女方を勤める際の心がけまでを丁寧に、穏やかな口調で語りました。
この2年の間、ほぼ毎月のように舞台を踏み、多くの役を勤めました。平成28年歌舞伎座「團菊祭五月大歌舞伎」以降3度演じた『寺子屋』の戸浪や、同年10月の巡業における『鳴神』の雲の絶間姫、『一條大蔵譚』のお京(同年歌舞伎座「秀山祭九月大歌舞伎」)や常盤御前(平成29年7月国立劇場「歌舞伎鑑賞教室」)、同年歌舞伎座「三月大歌舞伎」『助六』の白玉、同年歌舞伎座「四月大歌舞伎」『伊勢音頭恋寝刃』の油屋お紺など、実力を必要とする役どころを着実にこなしています。
本人が一生かけて演じていきたいと述べた『金閣寺』の雪姫(平成29年大阪松竹座「二月花形歌舞伎」)からは、女方として一生精進していくという、並々ならぬ覚悟が伝わってきました。またその一方で、平成28年明治座「四月花形歌舞伎」『葛の葉』の安倍保名や、弟とともに曽我兄弟を演じた平成29年6月「名古屋平成中村座」『壽曽我対面』の曽我十郎など、初役となる立役を、持ち前の品位を活かして演じ切る力も見せました。
平成29年歌舞伎座「八月納涼歌舞伎」の『野田版 桜の森の満開の下』早寝姫や、同年歌舞伎座「芸術祭十月大歌舞伎」『マハーバーラタ戦記』の若き汲手姫や森鬼飛(しきんび)など、新作でも深い印象を残しました。同月歌舞伎座の『秋の色種』では舞台上で琴を演奏し、同年歌舞伎座「十二月大歌舞伎」『土蜘』の侍女胡蝶を勤めるなど活躍を続けています。
今年の5月には、自身初めてとなるコクーン歌舞伎への出演が決定しています。一つひとつの役に対し、深い研究と思考を重ねて取り組む真面目さが、舞台にもにじみ出ている梅枝。その冷静なまなざしのなかに垣間見せる情熱がほとばしる、熱いトークが期待されます。どうぞお見逃しのないよう、お早めにお申込みください。
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ギャラリーレクチャー 歌舞伎夜話
―中村梅枝―
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■日時
2018年3月15日(木)18:30開演(18:15開場)
※1時間~1時間30分を予定
■場所
歌舞伎座ギャラリー
(GINZA KABUKIZA 歌舞伎座タワー5階)
■入場料
全席指定:3,000円(税込)
2018年2月26日(月)10:00発売
チケットWeb松竹、チケットWeb松竹スマートフォンサイト
※チケットホン松竹での販売はありません。チケットWeb松竹のみの販売。
■お問い合わせ
歌舞伎座ギャラリー 03-3545-6886(10:00~17:30)