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歌舞伎座「節分祭追儺式」両花道から鬼は外、福は内
2月3日(土)、歌舞伎座百三十年「二月大歌舞伎」夜の部で、「節分祭追儺式」の豆まきが行われました。
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高麗屋三代の襲名披露で、歌舞伎座で新開場以来の出演者数となった「二月大歌舞伎」。歌舞伎座の年中行事「節分祭追儺式」は、広い歌舞伎座の舞台が狭く感じられるほど歌舞伎俳優がそろった『壽三代歌舞伎賑』のあとに行われました。
幕が開き、「待ってました!」とのお客様の声を受け、芸者姿のまま藤十郎が「鬼は外!」と声をかけて、38人の歌舞伎俳優たちがいっせいに、それぞれ枡いっぱいの福豆を満席となった客席に向けてまきました。
今年は両花道から赤鬼、青鬼が飛び出し、見つかるやいなや、伊達男たちに豆をまかれて早々に退散。花道を進んで、2階のお客様にも豆を勢いよくまく若手俳優に、たくさんの手がのびていました。襲名披露の口上を述べたばかりの白鸚、幸四郎、染五郎は、舞台の中央から、笑顔とともにお客様に豆をまき、たちまち枡は空っぽになり、高麗屋三代襲名にふさわしい、華やかな追儺式となりました。
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歌舞伎座百三十年「二月大歌舞伎」は2月25日(日)までの公演。チケットは、チケットWeb松竹、チケットWeb松竹スマートフォンサイト、チケットホン松竹で販売中です。
2018/02/03