ニュース
市川右近から三代目右團次へ、博多座千穐楽にて右近へサプライズ
11月25日(金)、博多座「博多座十一月花形歌舞伎」が千穐楽を迎え、来年1月から三代目右團次を名のる市川右近が、右近としての区切りの舞台を迎えました。
▼
来年1月、新橋演舞場「壽新春大歌舞伎」で、三代目市川右團次を襲名する右近にとって、『石川五右衛門』千穐楽のこの日は、初代市川右近としての区切りの舞台となりました。41年名のってきた右近の名前で最後に演じたのは、天下の大泥棒、石川五右衛門の相手として不足のない天下人、豊臣秀吉でした。
上演終了後のカーテンコールでは、そんな右近としての最後の舞台を労う共演者から、「来春、三代目市川右團次襲名へ」「市川右近丈、最後の舞台大変お疲れ様でした。」と書かれた垂幕のサプライズが用意されていました。
舞台上には、同じ来年1月の公演で、二代目市川右近として初舞台を踏む、息子の武田タケルも笑三郎とともに花道から登場し、父の右近に花束を贈呈すると、場内は総立ちとなって祝福の熱い拍手に包まれました。
▼
いよいよ襲名まであとひと月あまり。新橋演舞場「壽新春大歌舞伎」は、来年1月3日(火)から27日(金)までの公演。チケットは、チケットWeb松竹、チケットWeb松竹スマートフォンサイト、チケットホン松竹にて販売中です。
2016/11/26