歌舞伎座「十月大歌舞伎」初日開幕
10月1日(木)、歌舞伎座 「十月大歌舞伎 十七世中村勘三郎二十七回忌 十八世中村勘三郎三回忌 追善」が開幕しました。
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十七世中村勘三郎、十八世中村勘三郎の追善公演となる今月は、昼の部で『野崎村』『近江のお兼』『三社祭』『伊勢音頭恋寝刃』、夜の部では『寺子屋』『吉野山』『鰯賣戀曳網(いわしうりこいのひきあみ)』と、中村屋にゆかりのある演目を華やかな顔合わせで上演しています。
十七世勘三郎は、生涯で演じた役の数がギネスブックに登録されているほど多くの役を勤めた名優。十八世勘三郎もまた、古典と新作の双方を得意とし、お客様を楽しませるさまざまな挑戦が記憶に新しい名優です。
中村勘九郎、中村七之助は兄弟で、昼の部では『伊勢音頭恋寝刃』で福岡貢(勘九郎)と油屋お紺(七之助)、夜の部『寺子屋』で武部源蔵(勘九郎)と戸浪(七之助)、『鰯賣戀曳網』では鰯賣猿源氏(勘九郎)と傾城蛍火(七之助)を勤めます。また、七之助は昼の部『野崎村』ではお光を勤めます。なお、二人は来月の 新橋演舞場「十一月新派特別公演」でも追善公演を行います。
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本日から歌舞伎座地下の木挽町広場では、平成中村座などでもお馴染みの五軒長屋がオープン。
広場内には、「十月大歌舞伎」の公演ポスターのほか、3種類の特別ポスターも貼られ、たくさんの人で初日からおおいに賑わいを見せています。
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歌舞伎座 「十月大歌舞伎」は25日(土)までの公演。チケットは、チケットWeb松竹、チケットホン松竹にて販売中です。
2014/10/01