【舞台動画アップ】勘九郎、七之助出演「十一月新派特別公演」
11月1日(土)~25日(火)、新橋演舞場にて「十一月新派特別公演」が行われ、水谷八重子、波乃久里子、近藤正臣、柄本明ほかとともに、中村勘九郎、中村七之助が出演します。
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「十七世中村勘三郎二十七回忌 十八世中村勘三郎三回忌 追善」として行われるこの公演では、勘九郎、七之助が初めて新派公演に参加します。もともとは、十七世勘三郎の追善を歌舞伎と新派、両方の公演でと、十八世勘三郎が話していたそうです。新派公演では、川口松太郎作『鶴八鶴次郎』(勘九郎、七之助出演)、北條秀司作『京舞』(勘九郎出演)が上演されます。
『鶴八鶴次郎』は、鶴次郎役を十七世が2度、十八世が4度勤めた作品。新内の鶴八(七之助)と鶴次郎(勘九郎)という名コンビが、夫婦の誓いを交わしながらも鶴次郎の嫉妬からコンビは解消。後にご贔屓筋と夫婦になった鶴八は、落ちぶれていた鶴次郎と再び舞台に立ち、昔以上の芸に絶賛を浴びたものの、鶴次郎が鶴八の三味線に難癖をつけて再び喧嘩別れ、しかし…。
『京舞』は、京舞井上流家元三世の井上八千代の芸への執念を描いた傑作。片山春子(水谷)とその内弟子片山愛子(波乃)の京舞一筋の生き方を感動的に描く一方、気品のある舞が随所に織り込まれ、京都を舞台に華やかでしっとりとした味わいの芝居です。勘九郎は、春子の孫で能楽の道を歩み、後に愛子の夫となる博通を演じます。
歌舞伎座「十月大歌舞伎」、そして新橋演舞場「十一月新派特別公演」、この秋は歌舞伎と新派の両公演で十七世、十八世を偲びます。ぜひ、劇場に足をお運びください。
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十一月新派特別公演
平成26年度(第69回)文化庁芸術祭参加公演
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一、鶴八鶴次郎 | |
鶴賀鶴次郎 : 中村 勘九郎 | |
鶴賀鶴八 : 中村 七之助 | |
興行元 竹野 : 立松 昭二 | |
弟子 鶴子 : 瀬戸 摩純 | |
番頭 佐平 : 柄本 明 |
二、京舞 ―劇中追善ご挨拶申し上げます― |
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片山春子 : 水谷 八重子 | |
杉浦 : 近藤 正臣 | |
おきく : 高橋 よしこ | |
松本佐多 : 伊藤 みどり | |
おまき : 青柳 喜伊子 | |
まつ子 : 石原 舞子 | |
片山博通 : 中村 勘九郎 | |
片山愛子 : 波乃 久里子 |
■日程
2014年11月1日(土)~25日(火)
昼の部 11:00開演
夜の部 16:30開演
■上演時間
時間は【昼の部】/【夜の部】
「鶴八鶴次郎」
11:00-12:40/16:30-18:10
<幕間 30分>
「京舞」第一幕
13:10-14:15/18:40-19:45
<幕間 15分>
「京舞」第二幕・第三幕
14:30-15:50/20:00-21:20
※11月3日時点での予定。変更になる場合もあります。
■場所
新橋演舞場
■チケット
1等席:13,000円 2等席:8,500円 3階A席:4,500円 3階B席:2,600円 桟敷席:14,000円
2014年9月25日(木)10:00~発売
■お問い合わせ
新橋演舞場 03-3541-2600