「新春浅草歌舞伎」恒例の鏡開きが行われました
1月2日(水)に初日を迎えた、浅草公会堂「新春浅草歌舞伎」では、出演者による恒例の鏡開きが行われました。
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初詣客で賑わう浅草寺に近い浅草公会堂、その正面玄関に現れたのは、スーツ姿の「新春浅草歌舞伎」出演者たち。平成生まれも6人参加というフレッシュな顔ぶれで、新年のご挨拶とともに、それぞれが公演にかける思いを話しました。
全演目に出演する海老蔵が、「14年ぶりの浅草公会堂。出演者が一丸となって盛り上げます!」とこれからの1カ月に向けて意気込みを話すと、正月の浅草公演ではすっかりお馴染みの愛之助は「すべてが初役です。新たなメンバーと熱い舞台を繰り広げます」と、こちらも気合十分の挨拶。同じく浅草常連の亀鶴は若い共演者たちの顔ぶれを見て「時の流れが速いと感じますが、皆様は歌舞伎の中に流れるゆったりとした時間を楽しんでください」とアピールしました。
また、昨年に続いて2回目の出演となる俳優も多く、松也は「大役へ挑戦させていただきます」、新悟は「来年、再来年に向けて盛り上げていきます」、米吉は「この日の挨拶を1年考えてきたのですが、思い浮かびませんでした」と笑いを誘い、隼人は「若手がいいお役をさせていただけてうれしい」、種之助は「千穐楽まで精一杯勤めます」、壱太郎は「4役すべて初役。感動していただける舞台を」と、それぞれ新春の舞台に臨む強い気持ちを語りました。また、初参加の梅丸も「一所懸命勉強したい」と初々しいひと言。
若い出演者たちの熱気あふれる挨拶が続くなか、右之助、市蔵、吉弥の3人は久しぶりの浅草出演とあって、それぞれに出演の感慨を述べ、千穐楽まで懸命に舞台を勤める意気込みを語りました。集まった浅草歌舞伎のファンから、若手を支える3人に向け期待の大きな声援がかかると、市蔵が昨年暮れの勘三郎さんの葬儀に触れ、「ご当地浅草の方々の温かいお心をいただき、感謝しております」と、俳優たちの気持ちを代弁しました。
最後に16年ぶりの浅草出演となる孝太郎が、「お稽古の海老蔵さんのにらみで、すっかり体調がよくなりました。成田屋さんのにらみは本当に無病息災。皆様ぜひ、浅草へお越しください!」と、ご挨拶を締めくくったあとは、早朝からお越しいただいたお客様へ、出演者たちから樽酒がふるまわれました。
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新春浅草歌舞伎」は27日(日)まで上演(14日[月・祝]の第1部は休演)、チケットはチケットWeb松竹、チケットホン松竹で好評販売中です。