平成中村座の舞台に三社祭の神輿が登場!
昨年11月からのロングラン公演の掉尾を飾る「平成中村座 五月大歌舞伎」、連日お客様で大変な賑わいを見せています。さらに今年は三社祭斎行700年の記念の年、5月18日(金)からの3日間は、その三社祭が行われ浅草の街はさらなる盛り上がりを見せました。
18日(金)には平成中村座の舞台に初めて神輿が登場。『め組の喧嘩』の舞台に三社祭の期間中、神輿が登場しました!
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昼の部『め組の喧嘩』の終演後、お客様の拍手にこたえ幕が再び開くと、舞台上に700年祭に合わせて新調された仲見世の神輿が登場!六ヶ町のみなさん60名ほどの粋なはっぴ姿の担ぎ手が、威勢の良い掛け声と共に神輿を担ぎ、舞台は一層賑やかに!
最初に中村勘三郎が舞台上で「平成中村座終わりの月に、こうして三社祭700年祭で浅草の皆さんと引き合わせていただけるのも、神様のおかげのようで本当にありがたい」と挨拶。続いて中村梅玉が「かねてから出たいと思っていた平成中村座に初めて出演させていただき、さらにこんな素敵な瞬間に立ち会えることができて本当に役者冥利、こんなに嬉しいことはございません」と挨拶。最後、勘三郎が「浅草の皆様の幸せ、お客様の幸せ、日本が元気になりますように、一本締めで締めたいと思います」と音頭をとり一本締めが行われ、場内は盛大な拍手に包まれました。28日(月)昼の部の追加公演も決定し、華やかに今月フィナーレを迎える「平成中村座 五月大歌舞伎」。ぜひお見逃し無く。
2012/05/21