公演情報詳細
市川猿之助奮闘連続公演 | ||
十月花形歌舞伎 |
当公演は終了いたしました。
2014年10月3日(金)~27日(月)
劇場:新橋演舞場
料金(税込)
- 一等席14,000円
- 二等A席7,000円
- 二等B席5,000円
- 三階A席5,000円
- 三階B席3,000円
- 桟敷席15,000円
演目と配役
昼の部
平家女護島
一、俊寛(しゅんかん)
俊寛僧都 海女千鳥 丹波少将成経 平判官康頼 瀬尾太郎兼康 丹左衛門尉基康 | 右近 笑也 笑三郎 弘太郎 猿弥 男女蔵 |
三代猿之助四十八撰の内
二、金幣猿島郡(きんのざいさるしまだいり)
大喜利所作事 双面道成寺(ふたおもてどうじょうじ)
市川猿之助宙乗り相勤め申し候
如月尼娘清姫 右衛門尉藤原忠文 白拍子花子実は清姫の霊 狂言師升六実は忠文の霊 北白川の安珍実は文珠丸頼光 寂莫法印 将門妹七綾姫 能力白雲 能力黒雲 およし実は将門腰元桜木 田原藤太秀郷 如月尼実は乳人御厨 | 猿之助 門之助 猿弥 米吉 隼人 弘太郎 春猿 錦之助 歌六 |
夜の部
三代猿之助四十八撰の内
通し狂言 獨道中五十三驛(ひとりたびごじゅうさんつぎ)
京三條大橋より江戸日本橋まで
浄瑠璃 お半長吉「写書東驛路」(うつしがきあずまのうまやじ)
市川猿之助十八役早替りならびに宙乗り相勤め申し候
役者澤瀉屋 丹波与八郎 由留木馬之助 由留木調之助 与八郎妹お松 お三実は猫の怪 江戸兵衛 信濃屋丁稚長吉 同 娘 お半 芸者雪野 長吉許婚お関 弁天小僧菊之助 土手の道哲 長右衛門女房お絹 鳶頭亀吉 雷 船頭熨斗七 江戸兵衛女房お六 石井半次郎 赤堀水右衛門 重の井姫 弥次郎兵衛 喜多八 おはぎ 芝居茶屋女房おきち 赤羽屋次郎作/赤星十三郎 由井民部之助 お袖 奴逸平 赤堀官太夫 小屋頭おなみ 鶴屋南北 | 猿之助 門之助 右近 笑也 猿弥 弘太郎 笑三郎 春猿 寿猿 隼人 米吉 亀鶴 男女蔵 竹三郎 錦之助 |
みどころ
昼の部
一、俊寛(しゅんかん)
昼の部は市川右近の『俊寛』で幕開きを飾ります。
鬼界ヶ島に流罪となった俊寛僧都、平判官康頼、丹波少将成経は流人の生活に疲れ果てています。そこへ都からの赦免船が到着し、上使が現れ、三人の赦免が告げられますが、成経と夫婦となった千鳥は乗船が許されません。悲嘆にくれる千鳥の様子を見た俊寛のとった行動とは…。
俊寛の孤独と悲劇を描く近松門左衛門の名作をどうぞご堪能ください。
二、金幣猿島郡(きんのざいさるしまだいり)
大喜利所作事 双面道成寺
続いては猿之助の『金幣猿島郡』を上演いたします。この作品は四世鶴屋南北の絶筆となった作品です。
謀反の末討たれた平将門の妹の七綾姫は、宇治にかくまわれているうちに、許婚である愛しい僧安珍(実は文珠丸頼光)と再会できました。しかし、この家の盲目の娘清姫は、宝剣の威徳によって目が開くと、目の前の頼光こそかねてより恋慕う人とわかり、七綾姫への嫉妬に狂って蛇体と化します。頼光と七綾姫は逃げのびますが、七綾姫に執心する藤原忠文も二人への嫉妬心から鬼と化し、やがて清姫と忠文の霊は中空へ飛び去って行きます。最後は『道成寺』ものに、清姫と忠文の合体する〝双面〞の趣向を取り入れた舞踊で打ち出しとなります。
夜の部
通し狂言 獨道中五十三驛(ひとりたびごじゅうさんつぎ)
夜の部は通し狂言『獨道中五十三驛』。お家騒動と仇討ちが絡み合い、善玉、悪玉が入り乱れ、化け猫の怪異、宙乗り、水中での立廻り、早替りの踊りなど、様々な見せ場がスピーディーに展開します。
由留木家に伝わる二つの家宝を巡って、敵味方が追いつ追われつ、東海道五十三次の宿々を舞台に日本各地を駆け巡ります。そして終着点の江戸日本橋に。果たしてお家騒動の結末はいかに――。
三代目の初演にならって当代猿之助が18役を早替りでこなすところもみどころです。また演目の「五十三驛」にちなみ、四幕五十三場となっております。三代猿之助が確立した復活通し狂言に当代猿之助が果敢に挑みます。
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