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九月大歌舞伎

九月大歌舞伎

当公演は終了いたしました。

2013年9月1日(日)~25日(水)

昼の部 午前11時~
夜の部 午後4時30分~

劇場:新橋演舞場

料金(税込)

  • 1等A席15,000円
  • 1等B席11,000円
  • 2等A席7,000円
  • 2等B席5,000円
  • 3階A席5,000円
  • 3階B席3,000円
  • 桟敷席16,000円

※一幕見席はございません。

上演時間

  • 元禄忠臣蔵
    御浜御殿綱豊卿

  • 幕間 30分
  • 男女道成寺

  • 幕間 20分
  • 天衣紛上野初花
    河内山

  • 不知火検校
    序幕

  • 幕間 30分
  • 不知火検校
    二幕目

  • 幕間 20分
  • 馬盗人

※9月17日記
※上演時間は変更になる可能性があります。

演目と配役

昼の部

一、元禄忠臣蔵(げんろくちゅうしんぐら)

御浜御殿綱豊卿

徳川綱豊卿
富森助右衛門
中臈お喜世
上臈浦尾
御祐筆江島
新井勘解由
橋之助 
雀 
壱太郎
調


二、男女道成寺(めおとどうじょうじ)
白拍子桜子実は狂言師左近
所化



白拍子花子
橋之助
宗之助

廣太郎

孝太郎
三、天衣紛上野初花(くもにまごううえののはつはな)

河内山



上州屋質見世より松江邸玄関先まで

河内山宗俊
松江出雲守
宮崎数馬
腰元浪路
近習大橋伊織
同 黒沢 要
同 米村伴吾
同 堀江新六
北村大膳
和泉屋清兵衛
後家おまき
高木小左衛門
幸四郎

高麗蔵
壱太郎
宗之助

廣太郎



秀太郎
左團次

夜の部

沖津浪闇不知火

一、不知火検校(しらぬいけんぎょう)

松本幸四郎悪の華相勤め申し候



浜町河岸より横山町の往来まで

按摩富の市後に二代目検校
奥方浪江
指物師房五郎
生首の次郎後に手引の幸吉
湯島おはん
丹治弟玉太郎
若旦那豊次郎
娘おしづ
富之助
魚売富五郎
初代検校
因果者師勘次
夜鷹宿おつま
鳥羽屋丹治
岩瀬藤十郎
母おもと
寺社奉行石坂喜内
幸四郎


橋之助
孝太郎

巳之助
壱太郎
玉太郎


由次郎
高麗蔵
彌十郎
友右衛門
秀太郎
左團次 
二、馬盗人(うまぬすびと)
ならず者悪太
ならず者すね三
百姓六兵衛
雀 
巳之助
橋之助 
※坂東三津五郎休演につき配役変更しております。

みどころ

昼の部

一、元禄忠臣蔵(げんろくちゅうしんぐら)


  御浜御殿綱豊卿

流麗なせりふあふれる真山青果の代表作

 浅野内匠頭が吉良上野介を斬り付け、切腹した事件から1年。次期将軍と目される徳川綱豊は、お浜遊びに興じ、政事には関心がないよう装っています。しかし、師の新井勘解由には、赤穂の浪人達に仇討ちをさせてやりたいという心中を明かします。一方、赤穂浪人の富森助右衛門が、吉良が参上するお浜遊びの見物を願い出るので、綱豊は隙見を許し、仇討の意志を探ります…。
 『元禄忠臣蔵』の中でも特に上演数が多く人気の高い、新歌舞伎の名作をご覧ください。

二、男女道成寺(めおとどうじょうじ)
男と女の二人で踊る華やかな道成寺

 道成寺の鐘供養のために奉納の舞を舞う白拍子桜子と花子。しかし桜子が実は左近という男の狂言師であることがわかり、所化たちはそれならばなおのこと舞を続けるよう所望します。華やかな踊りを披露するうちに、形相がみるみる変わり、鐘の中に飛び込む左近と花子。実は、二人は叶わぬ恋の恨みから熊野詣の僧安珍を焼き殺した清姫の亡霊だったのでした。
 男女ふたりの息の合った踊りをご堪能ください。

三、天衣紛上野初花(くもにまごううえののはつはな)
大胆不敵で憎めない悪ぶりが魅力の爽快活劇

 悪巧みに長けたお数寄屋坊主の河内山宗俊は、松江出雲守に腰元奉公する上州屋の娘が幽閉されていると聞き、金目当てに娘の奪還を請け負います。松江邸に赴いた河内山は、上野寛永寺の使僧と身分を偽り、出雲守をやりこめますが、正体を見破られてしまいます。しかし、慌てるどころか開き直り、啖呵を切って堂々と引き上げていくのでした。
 江戸情緒あふれる、痛快で歯切れの良い、河竹黙阿弥の円熟期の代表作をお楽しみください。

夜の部

一、不知火検校(しらぬいけんぎょう)
神をも畏れず、欲望のままに悪の道をひた走る

 江戸末期、盲人の中での最上位の階級にいる不知火検校の元に弟子入りした富之助は、父親の死をきっかけに、忠実な弟子を装いながら、隠れて悪行に手を染めていきます。10年が経ち、富之助は富の市という按摩として一人前となりましたが、悪行の勢いは留まらず、人殺し、盗み、騙し…など極悪非道の日々を送りながら、ついには師匠を手にかけ、二代目不知火検校の座につきます。権力と大金を手に入れ、すべてが思いのままになった富の市は、今度は意中の女を巡って、殺人を企みますが…。
 不気味なほどに極悪な按摩を主人公に、宇野信夫が書き下ろした世話物。昭和35年に初演、その後映画化もされ、大きな反響を呼びました。そしてこの度、歌舞伎としては、昭和52年以来、実に36年ぶりの復活上演となります。型破りに生きる一人の男を、幸四郎が憎々しく、そして悪の持つ輝きを魅力的に演じます。どうぞご期待ください。

二、馬盗人(うまぬすびと)
おかしみあふれる賑やかな舞踊劇

 富士の山を仰ぐ峠の道。馬をひいて千鳥足でやってきた百姓の六兵衛は、馬を木につなぐと清水を飲みに崖を下っていきます。六兵衛を付け狙うならず者の悪太とすね三は、馬を盗もうと企みます。そこで悪太は、つながれていた馬の荒縄を自分の首にかけ、すね三に馬を麓までひかせていきます。戻った六兵衛は、馬が人間に化けたとびっくり仰天し…。
 お伽噺を芝居仕立てにした巌谷小波の原作で、擬人化された馬が曲に合わせて踊ったり、飛六方を踏んだりと大活躍する、ほのぼのとした舞踊劇をごゆっくりとお楽しみください。

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