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十二月大歌舞伎

十二月大歌舞伎

当公演は終了いたしました。

2012年12月1日(土)~25日(火)

昼の部 午前11時~
夜の部 午後4時~
【売切】<昼の部>11日(火)、13日(木)

劇場:新橋演舞場

料金(税込)

  • 1等A席15,000円
  • 1等B席11,000円
  • 2等A席7,000円
  • 2等B席5,000円
  • 3階A席5,000円
  • 3階B席3,000円
  • 桟敷席16,000円

※一幕見席はございません。

上演時間

  • 通し狂言 御摂勧進帳
    ─ 暫 ─

  • 幕間 35分
  • 通し狂言 御摂勧進帳
    ─色手綱恋の関札─

  • 幕間 25分
  • 通し狂言 御摂勧進帳
    ─芋洗い勧進帳─

  • 籠釣瓶花街酔醒

  • 幕間 40分
  • 奴道成寺

※12月15日時点
※上演時間は変更になる可能性があります。

演目と配役

昼の部

通し狂言 御摂勧進帳(ごひいきかんじんちょう)
一幕目

二幕目

三幕目
山城国石清水八幡宮の場
─ 暫 ─
越前国気比明神境内の場
─色手綱恋の関札─
加賀国安宅の関の場
─芋洗い勧進帳─
〈暫〉














〈色手綱恋の関札〉






〈芋洗い勧進帳〉

熊井太郎
下河辺庄司行平
稲毛入道
鷲尾三郎
女鯰若菜
音羽丸
村雨姫
岩手姫
信濃小路左中弁
下松右中弁
正親町左少弁
西宮右大弁
是明君


お厩の喜三太
稲毛入道
忍の前
鷲尾三郎
源義経


武蔵坊弁慶
源義経
鷲尾三郎
駿河次郎
山城四郎
三河五郎
源八兵衛
常陸坊海尊
斎藤次祐家
富樫左衛門


権十郎
亀三郎
寿

萬太郎

菊史郎
菊市郎

右之助
調
彦三郎



亀三郎

寿
菊之助


三津五郎
菊之助
寿
宗之助
萬太郎

廣太郎


菊五郎

夜の部

一、 籠釣瓶花街酔醒(かごつるべさとのえいざめ)
序 幕
二幕目

三幕目


大 詰
吉原仲之町見染の場
立花屋見世先の場
大音寺前浪宅の場
兵庫屋二階遣手部屋の場
同  廻し部屋の場
同  八ツ橋部屋縁切りの場
立花屋二階の場
佐野次郎左衛門
八ツ橋
下男治六
七越
九重
初菊
遣手お辰
絹商人丈助
絹商人丹兵衛
立花屋おきつ
釣鐘権八
繁山栄之丞
立花屋長兵衛
菊五郎
菊之助




歌女之丞

調
萬次郎

三津五郎
彦三郎
二、 奴道成寺(やっこどうじょうじ)
白拍子花子実は狂言師左近
所化
所化
所化
所化
所化
三津五郎
亀三郎
寿
宗之助
萬太郎

みどころ

昼の部

通し狂言 御摂勧進帳(ごひいきかんじんちょう)

 初世桜田治助が「義経記」の世界を大胆かつ奇抜な趣向で描き上げた大作。昭和43年に二世尾上松緑が通し狂言として復活しました。それぞれに趣の異なる魅力にあふれる三幕をお楽しみいただきます。

【暫】荒武者熊井太郎が窮地を救う勧善懲悪譚

 石清水八幡宮では、平家滅亡を好機に天下掌握を狙う是明君が、源義経の家臣たちを引き据えています。是明君が首を刎ねるよう命じたそのとき、「暫く」と声が掛かり、現れたのは義経の忠臣熊井太郎。大力無双の熊井は悪者たちを圧倒し、是明君に奪われた宝剣を取り返すと、意気揚々と引き上げて行くのでした。

【色手綱恋の関札】事触れが義経の恋の行方を占う道行の一幕

 都を落ち行く義経は、道中で美しい女馬士に出会います。やって来た鹿島の事触れが二人の恋仲を占い、皆が恋する嬉しさを踊ります。そこに追手が現れますが、事触れが見事に追い散らします。実はこの男こそ義経の家臣お厩(うまや)の喜三太、また女馬士は義経の幼馴染の忍の前でした。義経は忍の前に代わって馬士になりすまし、奥州平泉へ落ちて行くのでした。

【芋洗い勧進帳】奇想天外なもうひとつの勧進帳

 山伏に姿を変えた義経一行は、安宅の関で富樫左衛門の詮議を受けます。武蔵坊弁慶が調べに答え勧進帳を読みますが、義経が疑われるのであえて主君を打ち据えます。富樫は義経一行と知りながらも、弁慶の苦衷に心打たれ、関の通過を許します。弁慶はなおも留められ縄を掛けられますが、やがて縄を引きちぎり、番卒たちの首を天水桶に投げ込み、金剛杖で芋を洗うように掻き回すのでした。

夜の部

一、籠釣瓶花街酔醒(かごつるべさとのえいざめ)
花魁の微笑みで人生を狂わせる男の物語

 上州佐野の絹商人、佐野次郎左衛門は、下男の治六とともに桜咲き誇る吉原仲之町に来て、花魁の八ツ橋に心を奪われます。それから次郎左衛門は、八ツ橋の元へ通いつめるようになります。八ツ橋の親代わりの釣鐘権八は、次郎左衛門から金を借りていましたが、新たに金を借りるのを断られた腹いせに八ツ橋の間夫の繁山栄之丞を焚き付け、栄之丞は八ツ橋に次郎左衛門との縁切りを迫るのでした。そうとは知らず、八ツ橋を身請けするつもりの次郎左衛門は、満座の中で八ツ橋に突然愛想づかしをされ、うちひしがれて佐野に戻ります。ところが、4カ月後再び吉原に現れ…。
 三世河竹新七が「吉原百人斬り」をもとに講談から脚色した、縁切物として人気の高い世話物をご堪能ください。

二、奴道成寺(やっこどうじょうじ)
狂言師が鮮やかに踊り分ける道成寺

 鐘供養が行われる紀州道成寺。そこへ現れた白拍子花子は、舞を奉納することで鐘を拝むのを許されます。舞を舞ううちに烏帽子が取れて、花子が男であることが判ります。実は、花子は狂言師左近が変装していたのでした。そして、左近は所化の勧めに応じて、鮮やかな踊りを次々と披露していくのでした。
 男が『道成寺』を踊るという趣向で、「恋の手習い」をおかめ、お大尽、ひょっとこの三つ面を付け替えて巧みに踊り分けるなど、みどころの多い舞踊の名作をお楽しみください。

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