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八月花形歌舞伎

八月花形歌舞伎

当公演は終了いたしました。

2012年8月4日(土)~23日(木)

昼の部 午前11時~
夜の部 午後4時30分~
【売切】<夜の部>17日(金)

劇場:新橋演舞場

料金(税込)

  • 1等A席15,000円
  • 1等B席11,000円
  • 2等A席7,000円
  • 2等B席5,000円
  • 3階A席5,000円
  • 3階B席3,000円
  • 桟敷席16,000円

※一幕見席はございません。

上演時間

  • 桜姫東文章
    発端・序幕・二幕目

  • 幕間 30分
  • 桜姫東文章
    三幕目

  • 幕間 15分
  • 桜姫東文章
    四幕目・大詰

  • 通し狂言 伊達の十役
    発端・序幕

  • 幕間 5分
  • 通し狂言 伊達の十役
    二幕目

  • 幕間 30分
  • 通し狂言 伊達の十役
    三幕目

  • 幕間 15分
  • 通し狂言 伊達の十役
    大詰

演目と配役

昼の部

桜姫東文章(さくらひめあずまぶんしょう)
発 端
序 幕

二幕目
三幕目
四幕目
大 詰
江の島稚児ヶ淵の場
新清水の場
桜谷草庵の場
三囲の場
岩淵庵室の場
権助住居の場
浅草雷門の場
白菊丸/桜姫
清玄/稲野屋半兵衛
粟津七郎
葛飾のお十
吉田松若
奴軍助
端女お咲
入間悪五郎
残月
長浦
釣鐘権助/大友常陸之助頼国

愛之助


児太郎
弘太郎



萬次郎
海老蔵

夜の部

慙紅葉汗顔見勢(はじもみじあせのかおみせ)

三代猿之助四十八撰の内 伊達の十役(だてのじゅうやく)

市川海老蔵十役早替り宙乗り相勤め申し候

発 端
序 幕


二幕目
三幕目

四幕目
稲村ヶ崎の場
鎌倉花水橋の場
大磯廓三浦屋の場
三浦屋奥座敷の場
滑川宝蔵寺土橋堤の場
足利家奥殿の場
同  床下の場
山名館奥書院の場
問註所門前の場
同  白洲の場
口上
仁木弾正
絹川与右衛門
赤松満祐
足利頼兼
土手の道哲
高尾太夫
腰元累
乳人政岡
荒獅子男之助
細川勝元

渡辺民部之助
八汐
京潟姫
松島
山中鹿之助
山名持豊
大江鬼貫
渡辺外記左衛門
沖の井
三浦屋女房松代/栄御前
海老蔵

愛之助


児太郎
弘太郎
寿



萬次郎

みどころ

昼の部

桜姫東文章(さくらひめあずまぶんしょう)

 長谷寺の僧清玄は、稚児白菊丸と心中しますが、自身だけ生き残ってしまいます。それから十七年後、高僧となった清玄は吉田家の息女桜姫の出家の願いを聞き入れます。剃髪を待つ桜姫のもとに現れた釣鐘権助は、以前屋敷に忍び込み、桜姫の操を奪った男でした。思わぬ再会に、出家の意志が薄れた桜姫は、権助に身を委ねます。桜姫は不義者として捕えられ、また桜姫を白菊丸の生まれ変わりと知った清玄は、権助の女犯(にょぼん)の罪を着せられて追放されます。
 桜姫への執念を捨て切れない清玄は、残月と長浦の住む庵室に身を寄せますが、ふたりに殺されてしまいます。その始末を頼まれた権助は桜姫と再会し、夫婦となります。一方、落雷により息を吹き返した清玄は桜姫に縋りつき、揉み合う内に出刃が喉を貫き息絶えるのでした。
 「風鈴お姫」と綽名がつき、人気の女郎となった桜姫。しかし毎晩枕元に幽霊が出るために、権助の元へ帰されます。権助が落とした密書から、権助が父と弟を殺した仇と知った桜姫は…。

 文化14(1817)年江戸河原崎座で初演された、四世鶴屋南北ならではの奇想天外な趣向に溢れ、「清玄桜姫」の物語と梅若伝説を巧みに融合させた人気作。福助の桜姫、海老蔵の釣鐘権助、愛之助の清玄という清新な配役でお送りする南北の名作をご堪能ください。

夜の部

三代猿之助四十八撰の内 伊達の十役(だてのじゅうやく)

 足利家の重臣仁木弾正は父赤松満祐の亡霊に出会い、亡父の大望である足利家打倒を決意します。
 その後、弾正は大江鬼貫(おにつら)と結託し、当主頼兼を傾城高尾太夫に入れあげさせます。絹川与右衛門は忠義の為、自らの妻累の姉である高尾を斬り殺し、ついには高尾の霊が乗り移った累をも手にかけます。
 頼兼の放蕩により家督を相続した幼君鶴千代を乳母政岡が守護しています。栄御前が鶴千代に差し出した菓子を、政岡の子千松が代わりに口にして苦しみ出します。弾正の妹八汐に嬲(なぶ)り殺しにされる千松を顔色一つ変えず見詰める政岡。その様子から、政岡を味方だと思い込んだ栄御前は、悪事の証拠である連判状を渡します。一匹の鼠がその連判状を奪い去るのを、荒獅子男之助が捕えようとしますが、妖術で鼠に姿を変えていた弾正は、悠々と宙空を飛び去って行くのでした。
 国家老の渡辺外記左衛門(げきざえもん)は、御家横領を企む罪状を管領山名持豊に訴え出ますが、鬼貫と通じる持豊は訴えを退けます。ここへ細川勝元が現れ…。

 仙台藩の御家騒動を題材とし、文化12(1815)年江戸河原崎座で七世市川團十郎が初演。昭和54年に三代目市川猿之助(現・猿翁)が復活上演した後、再演を重ね「三代猿之助四十八撰」のひとつとなっています。海老蔵が善悪十役を早替りで勤める注目の舞台をお楽しみください。

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