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第六回 永楽館歌舞伎

第六回 永楽館歌舞伎

当公演は終了いたしました。

2013年11月5日(火)~10日(日)

第一部 午前11時30分~
第二部 午後4時~
※7日(木)、10日(日)は第一部のみの1回公演

劇場:出石永楽館

料金(税込)

10,000円(全席指定)

上演時間

  • 伽羅紗

  • 幕間 20分
  • お目見得 口上

  • 幕間 30分
  • 弥生の花浅草祭

  • 伽羅紗

  • 幕間 20分
  • お目見得 口上

  • 幕間 30分
  • 弥生の花浅草祭

※11月5日時点での予定
※上演時間は変更になる可能性があります。

演目と配役

第一部 午前11時30分~ / 第二部 午後4時

一、伽羅紗(がらしゃ)
細川ガラシャ
細川忠興
森蘭丸
細川お長
明智光秀


吉太朗
壱太郎
愛之助
二、お目見得 口上(こうじょう)

幹部俳優出演
三、四変化 弥生の花浅草祭(やよいのはなあさくさまつり)

神功皇后と武内宿禰

三社祭


通人・野暮大尽


石橋

武内宿禰
悪玉
国侍
獅子の精
   
神功皇后
善玉
通人
獅子の精
愛之助

壱太郎

みどころ

第一部 午前11時30分~ / 第二部 午後4時

一、伽羅紗(がらしゃ)

 戦国時代、キリシタンとして波瀾万丈の生涯を生きた女性、細川ガラシャが、時代に翻弄されながらも、命がけで信仰と家族愛を貫いた姿を描き出した新作歌舞伎です。

 明智光秀の娘玉子(後の細川ガラシャ)は、織田信長の命により、細川忠興のもとに嫁ぐことになりました。当時としては珍しくない政略結婚でしたが、夫忠興は玉子を心から愛し、夫の愛を一身に受けた玉子もまた幸せでした。しかし、父、光秀が本能寺で主君信長を討ったことで、玉子を取り巻く環境は激変します。光秀は半月で秀吉の軍勢に攻め落とされ、落ち武者狩りの農民らに追われて落命の憂き目に…。

 一方、天下人となった秀吉の目を逃れるため、忠興はいちはやく玉子に丹後の山奥に身を隠すよう指示。玉子はその地で敬虔なキリシタンと出会い、神の教えに触れます。ひたすらに神を信じるという、その教えは玉子の胸に深く響くのでした…。

 初演は、平成21年9月の徳島県の「システィーナ歌舞伎」。今回は、永楽館の舞台空間に合わせ、脚本、舞台装置を一新してご覧いただきます。

二、お目見得 口上(こうじょう)

 出演する幹部俳優がご挨拶を申し上げます。身近に歌舞伎を感じていただきたいという出演者の意気込みが伝わる口上は、小さな芝居小屋「出石永楽館」ならではの親近感のある恒例の一幕です。

三、四変化 弥生の花浅草祭(やよいのはなあさくさまつり)

 天保3年(1832)年、江戸中村座で初演された変化舞踊です。浅草神社の「三社祭」の山車(だし)の屋台に飾られた人形をモチーフにしており、江戸時代にこの祭が開催された時期が3月(弥生)であることから、この名がついたといわれています。

 幕が開くと常盤津で、神功皇后(じんぐうこうごう)と武内宿禰(たけのうちのすくね)の山車人形が新羅(しらぎ)征伐の戦物語を踊ってみせます。衣裳を引き抜くと、漁師の姿に早替り、清元「三社祭」となります。面をつけて善玉、悪玉が善尽くし、悪尽くしの振りを軽やかに踊ると、再び常盤津に戻り、善玉から替わった通人が悪玉に絡まれ、悪玉から替わった国侍と共に踊る、ほろ酔いの描写がみどころです。最後は長唄の「石橋(しゃっきょう)」で、獅子の精が現れ、豪快な獅子狂いをみせて幕となります。

 音楽が常盤津、清元、長唄と変化し、まったく異なる役を次々と早替わりで踊り分けるという躍動感に溢れた舞踊にどうぞご期待ください。

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