公演情報詳細
第四回 システィーナ歌舞伎新作歌舞伎 和と洋のコラボレーション水口一夫 作・演出 | ||
主天童子 |
当公演は終了いたしました。
平成24年11月13日(火)・14日(水)・15日(木)
劇場:大塚国際美術館システィーナ・ホール
料金(税込)
- S席12,000円
- A席10,000円
※美術館入館料込み
※当日券は500円増
演目と配役
水口一夫 作・演出
主天童子
七草四郎時貞 後に 主天童子 千々石ミゲル(少年使節)/ミゲルの娘横笛 原マルチノ(少年使節)/若衆歌舞伎役者又市 中浦ジュリアン(少年使節)/若衆歌舞伎役者与市 月本武者之助 ジュリアンの娘茨 後に 傾城茨木 千々石ミゲル | 片岡 愛之助 中村 壱太郎 中村 種之助 上村 吉太朗 坂東 薪車 上村 吉弥 津嘉山 正種 |
みどころ
江戸時代の初め頃のこと。肥前の国島原では領主の圧政に耐えかねた民たちが切支丹を中心に結束し、武器を取って立ち上がろうとしていました。
十六歳の七草(ななくさ)四郎時貞を総大将にいただいた一揆軍は、原城に立てこもって守りを固めますが、制圧に乗り出した幕府軍の圧倒的な戦力の前に次第に劣勢に …。そして、原城が陥落するに至って四郎は、同志、茨(いばら)の助けを借りて、海上へ落ち延びるのでした …。
戦いに傷つき、流れ着いた島で、四郎は美しい娘横笛に介抱されます。いつしか恋に落ちる四郎と横笛。しかし、それも束の間のことでした。やがて四郎は、たくさんの切支丹の同志を殺戮した権力への復讐を誓い、旅立っていきます。
都ではその直後から人さらいが横行しはじめます。犯人は天主ゼウスの名を冠する「主天童子」と名乗る謎の男。古の酒呑童子さながらに神出鬼没なその振舞いに、人々は震え上がります。
この男、果たして神なのか、それとも鬼なのか――。
酒呑童子伝説に大胆な創作を加え、洋の空間で繰り広げる、システィーナ歌舞伎ならではの新作に、どうぞご期待ください。
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