公演情報詳細
御園座さよなら公演 | ||
六月大歌舞伎 |
当公演は終了いたしました。
2012年6月3日(日)~26日(火)
劇場:御園座
料金(税込)
- 一等席17,000円
- 二等席10,000円
- 三等席5,000円
- 特別席19,000円
- 特別室(食事付)・東(4名)76,000円
- 特別室(食事付)・西(3名)57,000円
演目と配役
昼の部
一、夏祭浪花鑑(なつまつりなにわかがみ)
序 幕 二幕目 大 詰 | 住吉鳥居前の場 難波三婦内の場 長町裏の場 |
団七九郎兵衛/お辰 お梶 一寸徳兵衛 玉島磯之丞 傾城琴浦 下剃三吉 三河屋義平次 おつぎ 釣舟三婦 | 海老蔵 孝太郎 男女蔵 亀三郎 梅枝 萬太郎 市蔵 家橘 左團次 |
二、新歌舞伎十八番の内 素襖落(すおうおとし)
太郎冠者 姫御寮 次郎冠者 三郎吾 鈍太郎 大名某 | 團十郎 孝太郎 亀三郎 萬太郎 男女蔵 左團次 |
夜の部
一、石川五右衛門(いしかわごえもん)
市川海老蔵宙乗りにてつづら抜け相勤め申し候
発 端 序 幕 三幕目 大 詰 | 三條河原釜煎りの場 伊賀山中の場 洛中聚楽第広庭の場 聚楽第お茶々寝所の場 南禅寺山門楼上内陣の場 南禅寺山門の場 破れ寺の場 大坂城天守閣大屋根の場 三條河原釜煎りの場 |
石川五右衛門 茶々 百地三太夫 霧隠才蔵 前田利家 豊臣秀吉 | 海老蔵 孝太郎 男女蔵 亀三郎 市蔵 團十郎 |
みどころ
昼の部
一、夏祭浪花鑑(なつまつりなにわかがみ)
俠客の団七九郎兵衛は喧嘩沙汰から入牢しましたが女房お梶の主人筋にあたる玉島兵太夫の尽力で牢から出されます。団七は釣舟の三婦との再会を喜び、下剃の三吉の世話で伸び放題の髪や髭を整えます。この前を玉島磯之丞の恋人である琴浦が悪人に追われて来ます。団七は琴浦を救いますが、続いて一寸徳兵衛が現れ、琴浦を奪い返そうと団七と喧嘩を始めます。争う二人の間にお梶が入って止めると徳兵衛はお梶の顔を見て慌てます。徳兵衛はお梶に恩があるためです。後に互いの素性を知った団七と徳兵衛は義兄弟になります。一方、謝って人を殺めた磯之丞は、三婦の家に匿われていますが三婦は女房のおつぎと共にその後の事について考えます。ここへ徳兵衛の女房お辰が訪ねて来て、磯之丞を匿おうと申し出ます。美しい容姿のお辰を見て三婦は間違いが起こってはいけないと難色を示しますが、お辰は鉄弓を頬に当て自らの顔に傷をつけます。晴れてお辰は磯之丞を預かります。ところが金にくらむ団七の舅三河屋義平次は、おつぎを騙して琴浦を連れ去ります。義平次の悪事を知った団七はその後を追いますが…。夏の大坂を舞台にした見どころ、見せ場の多い義太夫狂言の名作をご堪能ください。
二、新歌舞伎十八番の内 素襖落(すおうおとし)
伊勢参宮を思い立った大名が、かねて約束を交わした伯父を誘うため太郎冠者を伯父の館へ差し向けますが、あいにく大名は不在。姫御寮に酒を振る舞われ太郎冠者は勧められるままに盃を重ね、那須の与一「扇の的」の件を語り、さらには素襖まで頂戴します。帰宅した太郎冠者は酔いつぶれ、渡すまいと隠していた素襖を大名の前で落としたことも気づきません…。狂言を素材にした松羽目物の名作で新歌舞伎十八番のひとつ。太郎冠者の酔態や素襖を探し回る様子など面白さを生かした喜劇味溢れる見どころ豊富な舞踊劇です。
夜の部
一、石川五右衛門(いしかわごえもん)
戦乱の世が終わりを告げた天正年間。天下統一を果たした羽柴秀吉は、関白太政大臣に就き朝廷から豊臣の姓を授かりその名を豊臣秀吉と改めた。秀吉の権勢が高まる中、ひとりの盗賊が京都の街を騒がしていた。その盗賊こそ石川五右衛門。鼻っ柱の強さは人一倍で、盗賊の五右衛門は秀吉が京都に造営した聚楽第に忍び込むことに成功するが…。
原案となる物語づくりには、人気漫画「金田一少年の事件簿」「神の雫」やドラマの原作者として活躍する樹林伸を迎え、従来の五右衛門作品とは違った新たな視点と構想を歌舞伎の脚本に書き下ろし、こそ泥から天下の大盗賊となり、やがて時の権力者・豊臣秀吉に戦いを挑むまでを大胆に描きます。宙乗りなどの舞台機構を駆使してのスケールの大きな物語の展開、自由を追い求める五右衛門と権力に執着する秀吉との対立など、話題、見どころ満載の作品です。四年前、東京で大好評を博して以来の上演です。初夏の名古屋にふさわしい舞台にご期待ください。
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