公演情報詳細
料金(税込)
- 一等席14,000円
- 二等席8,500円
- 三等席4,500円
- 特別席16,000円
- 特別室(食事付)・東(4名)64,000円
- 特別室(食事付)・西(3名)48,000円
学生割引
2階・一等席 7,000円 二等席 5,000円 三等席 3,000円
※1月3日(火)より御園座窓口のみにて発売(要学生証)
演目と配役
昼の部
一、義経千本桜(よしつねせんぼんざくら)
渡海屋
大物浦
渡海屋銀平実は新中納言知盛 銀平女房お柳実は典侍の局 相模五郎 入江丹蔵 源義経 武蔵坊弁慶 | 松緑 菊之助 亀三郎 亀寿 梅枝 團蔵 |
二、女伊達(おんなだて)
女伊達 男伊達 男伊達 | 時蔵 萬太郎 右近 |
三、雪暮夜入谷畦道(ゆきのゆうべいりやのあぜみち)
直侍
片岡直次郎 三千歳 暗闇の丑松 丈賀 | 菊之助 時蔵 團蔵 田之助 |
夜の部
一、通し狂言 青砥稿花紅彩画(あおとぞうしはなのにしきえ)
白浪五人男
序 幕 二幕目 大 詰 | 初瀬寺花見の場 神輿ヶ嶽の場 稲瀬川谷間の場 雪の下浜松屋の場 同 蔵前の場 稲瀬川勢揃の場 極楽寺屋根立腹の場 同 山門の場 滑川土橋の場 |
弁天小僧菊之助 南郷力丸 忠信利平 鳶頭清次/青砥左衛門藤綱 赤星十三郎 浜松屋宗之助 千寿姫 浜松屋幸兵衛 局柵 日本駄右衛門 | 菊之助 松緑 亀三郎 亀寿 梅枝 萬太郎 右近 権十郎 萬次郎 團蔵 |
みどころ
昼の部
一、義経千本桜(よしつねせんぼんざくら) 渡海屋・大物浦
摂津国大物浦の船問屋の渡海屋に兄頼朝に追われ都を落ちた義経主従が逗留しており、海路で九州を目指しています。そこへ鎌倉方の追手が現れ船を出すよう迫りますが、主の渡海屋銀平に追い返されます。義経は銀平の働きを女房のお柳に感謝して家臣と共に渡海屋を後にします。そこに鎧姿の銀平が現れます。実は銀平は平家の武将平知盛、妻のお柳は安徳帝の乳人典侍の局でした。二人は帝を娘のお安と偽り育て、源氏に復讐する機会を窺っていたのでした。知盛は義経を討ち取ろうと出陣します…。
碇を担いでの壮絶な最期が最大の眼目の義太夫狂言です。
二、女伊達(おんなだて)
舞台は新吉原。金平娘と仇名される女伊達が掴みかかる男伊達たちを振り払い恥じらいながら、恋の話を語ります。女伊達がその胸の内を明かす「ええ恋をしようなら新町橋へ」からは見どころの一つです。
華やかな所作ダテの長唄舞踊をご覧いただきます。
三、雪暮夜入谷畦道(ゆきのゆうべいりやのあぜみち) 直侍
御家人くずれの悪党である片岡直次郎は入谷の蕎麦屋で気の病に罹った恋人の遊女三千歳を療治する丈賀と出会い三千歳に逢おうと手紙を託します。三千歳のいる寮へ向かう途中で直次郎は悪党仲間で弟分の暗闇の丑松に呼び止められます。二人はお互いの無事を祈って別れますが、丑松は直次郎の訴人に駆け出します。一方、直次郎との再会を喜ぶ三千歳に直次郎は別れを切り出します。三千歳が別れるのならいっそうのこと殺してと訴えるところへ寮番の喜兵衛が現れ、直次郎に早く逃げるようにと勧めます。直次郎は駆けつけた追手を振り払い…。
余所事の浄瑠璃「忍逢春雪解」を巧みに用いた河竹黙阿弥の名作をお楽しみください。
夜の部
一、通し狂言 青砥稿花紅彩画(あおとぞうしはなのにしきえ) 白浪五人男
小山家の息女である千寿姫が局の柵たちを引き連れて初瀬寺へ参拝にやって来ます。そこへ死んだはずの許婚の信田小太郎が現れるので、千寿姫は身を任せ家の重宝の千鳥の香合を預けます。ところが小太郎は偽者で弁天小僧という盗賊。供の奴は兄貴分の南郷力丸。弁天小僧の前に大盗賊の日本駄右衛門が現れ、千鳥の香合をめぐって争いますが、駄右衛門の勧めに従い弁天小僧は一味に加わります。一方、信田家の旧臣の赤星十三郎が主人の金策に苦慮するところ、回向料を盗み出した家来筋の忠信利平から百両の金を得ます。すると十三郎は盗賊となって旧主のために仕えたいと駄右衛門の手下になることを望みます。こうして駄右衛門のもと、弁天小僧、南郷力丸、忠信利平、赤星十三郎が集います。
それから後のこと、雪の下の浜松屋へ大家の娘と供侍がやって来て婚礼の品定めをします。やがて店の者が娘が万引きをしたというので皆が駆けつけますが実は見誤りで店主の浜松屋幸兵衛が無礼を詫び、供侍の言うまま百両を渡そうとします。しかし、玉島逸当という侍がこれを止め娘が男であることを見抜きます。娘は弁天小僧で供侍は南郷力丸。正体が顕れた二人は帰っていきますがこの逸当こそ日本駄右衛門で先ほどの騒ぎも浜松屋の金を奪い取るための策略。ところが幸兵衛の話から弁天小僧が幸兵衛の子であることが分かり、互いの縁に驚きます。そして稲瀬川に勢揃いした白浪五人男は名乗りを上げ、追手から逃れて行きます。
やがて、弁天小僧は一味の裏切りから千鳥の香合を滑川に落とし追手に取り囲まれ、極楽寺山門の大屋根で立腹を切ります。極楽寺に潜む日本駄右衛門は…。
歌舞伎作品の中でも上演回数が多い人気の作品を今回は通し狂言としてご堪能いただきます。
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