公演情報詳細
関西・歌舞伎を愛する会 第二十三回 | ||
七月大歌舞伎 |
当公演は終了いたしました。
2014年7月3日(木)~27日(日)
劇場:大阪松竹座
料金(税込)
- 一等席17,000円
- 二等席9,000円
- 三等席6,000円
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演目と配役
昼の部
一、天保遊俠録(てんぽうゆうきょうろく)
勝小吉 坂本屋の八重次 松坂庄之助 芸者茶良吉 唐津藤兵衛 井上角兵衛 大久保上野介 中臈阿茶の局 | 橋之助 孝太郎 国生 児太郎 松之助 橘三郎 市蔵 秀太郎 |
吉野山雪の故事
二、女夫狐(めおとぎつね)
又五郎実は塚本狐 楠帯刀正行 弁内侍実は千枝狐 | 翫雀 菊之助 扇雀 |
菅原伝授手習鑑
三、寺子屋(てらこや)
舎人松王丸 松王女房千代 源蔵女房戸浪 涎くり与太郎 百姓吾作 春藤玄蕃 武部源蔵 御台園生の前 | 仁左衛門 時蔵 菊之助 国生 松之助 市蔵 橋之助 秀太郎 |
夜の部
伊賀越道中双六
一、沼津(ぬまづ)
呉服屋十兵衛 お米 池添孫八 雲助平作 | 藤十郎 扇雀 進之介 翫雀 |
二、新古演劇十種の内 身替座禅
山蔭右京 太郎冠者 侍女千枝 同 小枝 奥方玉の井 | 仁左衛門 橋之助 梅枝 児太郎 翫雀 |
三、真景累ヶ淵(しんけいかさねがふち)
豊志賀の死
豊志賀 お久 噺家さん蝶 伊東春海 勘蔵 新吉 | 時蔵 梅枝 萬太郎 橘三郎 竹三郎 菊之助 |
四、女伊達(おんなだて)
女伊達木崎のお秀 男伊達淀川の千蔵 同 中之島鳴平 | 孝太郎 萬太郎 国生 |
みどころ
昼の部
一、天保遊俠録(てんぽうゆうきょうろく)
貧乏旗本の小吉は、若い頃から気ままな暮らしぶりでしたが、秀才の誉れ高い愛息麟太郎の行く末を思い、自らの出世を画策し、組頭たちを招き饗応の宴を催します。しかし、上役の腐敗ぶりを目の当たりにしては元来の性格を抑えきれず、啖呵切って糾弾するのでした。来合わせた伯母阿茶の局がその場を収めますが…。
昔馴染みの芸者八重次との再会や、父親思いの麟太郎の決断など、重なる出来事から自身の無鉄砲な生き方を見つめる小吉の姿を活写した、真山青果の新歌舞伎です。
二、女夫狐(めおとぎつね)
雪深い館で一人、楠帯刀正行が亡き恋人の弁内侍を想い形見の鼓を打っていると、又五郎という供を連れた弁内侍が訪ねてきます。不審に思う正行の前に現れたのは、実は狐の夫婦で、鼓の皮にされた親狐を慕いやって来た塚本狐と、妻の千枝狐でした。
『義経千本桜』の「川連法眼館の場」をもとにした作品で、二人を怪しむ正行からの問いかけに、様々な舞いで答える展開がみどころの常磐津舞踊です。
三、寺子屋(てらこや)
寺子屋を営む武部源蔵と妻の戸浪は、主君・菅丞相の嫡子、菅秀才を匿う生活をしていましたが、敵方に知られ、菅秀才の首を討つように命じられます。逃れる手立てのない源蔵は、今日寺入りしてきた小太郎の首を替わりに差出すと、首実検役の松王丸が間違いないと断言して立ち去ります。安堵する夫婦でしたが、そこへ小太郎の母千代が迎えにやってきて…。
歌舞伎三大名作の義太夫狂言『菅原伝授手習鑑』。その中でも、忠義を尽くす二組の夫婦の姿を描いた重厚な一幕です。
夜の部
一、沼津(ぬまづ)
東海道を旅する呉服屋の十兵衛は、年老いた雲助の平作と出会い、気が合うことから荷物を持たせます。途中出会った平作の娘お米に一目ぼれした十兵衛は、平作に勧められるまま一夜の宿を借りますが、お米が十兵衛の印籠を盗もうとしたことから、三人は 思わぬ因縁を知るのでした。
人形浄瑠璃「伊賀越道中双六」を歌舞伎化した作品で、親子の深い縁がたどる悲痛な運命を、細やかに描き出した名作です。
二、新古演劇十種の内 身替座禅
恐妻家の大名・山蔭右京は、恋人に会いに行くため一計を案じ、奥方玉の井に、夢見が悪いので邸内の持仏堂で座禅をしたいと願います。一日ならばと許可をもらった右京は、家来の太郎冠者に座禅衾を被せ身替わりにし、いそいそと出かけるのでした。しかし、玉の井が見舞いに来てしまい…。
狂言の大曲「花子」を素材とした作品らしく、格調とユーモア溢れる内容が楽しい舞踊劇です。
三、真景累ヶ淵(しんけいかさねがふち) 豊志賀の死
富本節の師匠の豊志賀は、
歳近く年下の弟子新吉と深い仲になりますが、顔に腫れ物ができる病になってからは、弟子お久と新吉の仲を疑い、焦りから病は重くなる一方でした。ある日、看病に疲れた新吉は、不仲の継母から逃れたいお久と逃げる決心をしますが、ふと豊志賀の声が聞こえたようで怖くなり、一人で伯父勘蔵の家へ逃げ込みます。すると心配で来ていたという豊志賀が現れて…。
三遊亭円朝の口演をもとにした、近代怪談劇の傑作をお楽しみください。
四、女伊達(おんなだて)
新吉原の仲之町。桜が満開の華やいだ街に、美貌の女伊達がやってきます。挑みかかる二人の男伊達を鮮やかに追い払うと、恥じらいながら自身の恋を語り始めるのでした。
五変化舞踊『邯鄲園菊蝶(かんたんそのにきくちょう)』より、夏の景をもとにした華のある一幕をご覧いただきます。
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