公演情報詳細
中村勘太郎改め六代目中村勘九郎襲名披露 | ||
九月大歌舞伎 |
当公演は終了いたしました。
2012年9月1日(土)~25日(火)
劇場:大阪松竹座
日程詳細
2012年9月
日 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | |
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1 | |||||||
昼の部夜の部 | 11:0016:30 | ||||||
2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | |
昼の部夜の部 | 11:0016:30 | 11:0016:30 | 11:0016:30 | 11:0016:30 | 11:0016:30 | 11:0016:30 | 11:0016:30 |
9 | 10 | 11 | 12 | 13 | 14 | 15 | |
昼の部夜の部 | 11:0016:30 | 11:0016:30 | 11:0016:30 | 11:0016:30 | 11:0016:30 | 11:0016:30 | 11:0016:30 |
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昼の部夜の部 | 11:0016:30 | 11:0016:30 | 11:0016:30 | 11:0016:30 | 11:0016:30 | 11:0016:30 | 11:0016:30 |
23 | 24 | 25 | |||||
昼の部夜の部 | 11:0016:30 | 11:0016:30 | 11:0016:30 |
2012年9月
昼の部 | 夜の部 | |
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1 (土) |
11:00 | 16:30 |
2 (日) |
11:00 | 16:30 |
3 (月) |
11:00 | 16:30 |
4 (火) |
11:00 | 16:30 |
5 (水) |
11:00 | 16:30 |
6 (木) |
11:00 | 16:30 |
7 (金) |
11:00 | 16:30 |
8 (土) |
11:00 | 16:30 |
9 (日) |
11:00 | 16:30 |
10 (月) |
11:00 | 16:30 |
11 (火) |
11:00 | 16:30 |
12 (水) |
11:00 | 16:30 |
13 (木) |
11:00 | 16:30 |
14 (金) |
11:00 | 16:30 |
15 (土) |
11:00 | 16:30 |
16 (日) |
11:00 | 16:30 |
17 (月) |
11:00 | 16:30 |
18 (火) |
11:00 | 16:30 |
19 (水) |
11:00 | 16:30 |
20 (木) |
11:00 | 16:30 |
21 (金) |
11:00 | 16:30 |
22 (土) |
11:00 | 16:30 |
23 (日) |
11:00 | 16:30 |
24 (月) |
11:00 | 16:30 |
25 (火) |
11:00 | 16:30 |
演目と配役
昼の部
一、妹背山婦女庭訓(いもせやまおんなていきん)
三笠山御殿
杉酒屋娘お三輪 入鹿妹橘姫 烏帽子折求女実は藤原淡海 豆腐買おむら 漁師鱶七実は金輪五郎今国 | 七之助 壱太郎 新悟 翫雀 橋之助 |
二、俄獅子(にわかじし)
団子売(だんごうり)
劇中にて襲名口上申し上げ候
〈俄獅子〉 〈団子売〉 | 芸者お扇 鳶頭駒吉 お福 杵造 | 扇雀 橋之助 勘太郎改め勘九郎 七之助 |
三、瞼の母(まぶたのはは)
番場の忠太郎 お登世 半次郎母おむら 金町の半次郎 半次郎妹おぬい 板前善三郎 鳥羽田要助 金五郎 水熊のおはま | 勘太郎改め勘九郎 七之助 竹三郎 亀鶴 壱太郎 亀蔵 市蔵 彌十郎 玉三郎 |
夜の部
一、女暫(おんなしばらく)
巴御前 舞台番 轟坊震斎 女鯰若菜 局唐糸 手塚太郎 紅梅姫 家老根井主膳 江田源三 猪俣平六 木曽太郎 成田五郎 蒲冠者範頼 清水冠者義高 | 玉三郎 勘太郎改め勘九郎 翫雀 七之助 吉弥 壱太郎 新悟 薪車 亀蔵 市蔵 進之介 彌十郎 橋之助 秀太郎 |
二、六代目中村勘九郎襲名披露 口上(こうじょう)
勘太郎改め勘九郎 〇 玉三郎 我當 秀太郎 幹部俳優出演 |
勘九郎六変化
三、雨乞狐(あまごいぎつね)
野狐 雨乞巫女 座頭 小野道風 狐の嫁 提灯 | 勘太郎改め勘九郎 |
四、雁のたより(かりのたより)
髪結三二五郎七 愛妾司 若旦那万屋金之助 若殿前野左司馬 乳母お光 家老高木治郎太夫 花車お玉 | 翫雀 壱太郎 亀鶴 薪車 吉弥 彌十郎 扇雀 |
みどころ
昼の部
一、妹背山婦女庭訓(いもせやまおんなていきん) 三笠山御殿
大和国三輪の里の酒屋の一人娘お三輪は、隣家の烏帽子折求女に思いを寄せています。求女の着物の裾につけた苧環の糸を頼りに、求女を追って三笠山の蘇我入鹿の御殿へやって来ますが、意地悪な官女達にいじめられた挙句、求女が入鹿の妹橘姫と祝言を挙げたことを知って逆上、漁師姿の鱶七に刺されてしまいます。鱶七は実は藤原鎌足の家臣金輪五郎、求女は実は藤原淡海で、入鹿の横暴を阻止しようとしていたのです。そして、鱶七が、入鹿を滅ぼすには〝疑着の相〟の女の生き血が必要と話すのを聞き、お三輪は、求女の役に立てるならと、喜んで息絶えるのでした。
大化の改新の世界を描いた、時代物狂言『妹背山婦女庭訓』より「三笠山御殿」の場を上演いたします。
二、俄獅子(にわかじし)
団子売(だんごうり)
『俄獅子』は、吉原の年中行事である「仁和賀」の風情を描いています。多くの遊客で賑わう江戸の新吉原で、芸者と鳶頭が賑やかに踊って見せるという、廓情緒を満喫させる、粋で華やかな長唄舞踊です。
『団子売』は、仲の良い団子売の夫婦が餅をつき、ひょっとことおかめのお面をつけて軽やかに踊る、人気舞踊です。何をするにも息ぴったりの二人が、きびきびと明るく踊ります。
三、瞼の母(まぶたのはは)
幼い頃生き別れた母を探す番場の忠太郎は、ある日、武州葛飾の金町に弟分の半次郎を訪ねます。無宿の渡世人である自分を会わせようとしない半次郎の母に、忠太郎は命がけで息子を思う母の姿を見ます。時が過ぎ、流れ着いた江戸で母探しを続ける忠太郎は、ついにその居所を探し当てますが、思い続けた母・おはまは、金目当てで名乗り出た渡世人としてしか取り合わず、息子は死んだと突き放します。必死にすがりつく忠太郎。しかし、思い描いた母の面影は、無情にも母親本人に打ち砕かれてしまうのでした。
長谷川伸の新歌舞伎の名作で、新勘九郎が初役で父や祖父も当り役とした番場の忠太郎に挑みます。
夜の部
一、女暫(おんなしばらく)
源平の合戦で功を立てた蒲冠者範頼らが家臣を引き連れているところへ、居合わせた清水冠者義高ら、忠義に篤い者たちは、権勢を振るう範頼の暴挙を窘めます。怒った範頼が、義高らの命を奪おうとした時、「しばらく」の声をかけて現れたのは、強力無双の巴御前でした。女ながら武勇に優れた巴御前は、勇ましくつらねを述べ立て、義高らを救い、紛失していた倶利伽羅丸を取り戻した巴御前は、範頼の仕丁を成敗すると、しおらしい姿を見せながら、舞台番に六方を習い、恥じらいながら去って行くのでした。
歌舞伎の様式美や色彩美を堪能できる華やかな舞台です。
二、六代目中村勘九郎襲名披露 口上(こうじょう)
新勘九郎の誕生を祝い、幹部俳優がそろって襲名披露のご挨拶を申し上げます。
三、 雨乞狐(あまごいぎつね)
日照りに悩む民のために、源九郎狐を先祖にもつという野狐が雨乞いの踊りを始め、最後は雨を降らせて勘九郎狐の名を貰い喜んで去って行くという舞踊劇です。
新勘九郎が六年ぶりに勤め、野狐、雨乞巫女、座頭、小野道風、狐の嫁に、提灯を加えた六変化を踊り分ける、楽しい変化舞踊にご期待ください。
四、雁のたより(かりのたより)
若殿の左司馬は愛妾司らを連れて有馬の湯へ遊山に来ていますが、司が宿の向かいの髪結い床の主人・五郎七に惚れていると邪推した左司馬の家来たちは、司の名を使った偽恋文を五郎七に届けます。大喜びで呼び出しに応じた五郎七は、縛り上げられ、不義の罪に問われそうになるところ、家老の治郎太夫が現れ、恋文が偽手紙であることが判明、全ては司が自分の意のままにならないことを恨んだ左司馬と家臣らの企みでした。さらに、五郎七が只者ではないと見破った治郎太夫が槍で突こうとするのを巧みに捌いた五郎七、その正体は…。
上方和事の味を生かした喜劇味溢れる作品を、存分にお楽しみください。
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