公演情報詳細
中村歌昇改め 三代目 中村又五郎襲名披露中村種太郎改め 四代目 中村歌昇襲名披露 | ||
七月大歌舞伎 | ||
関西・歌舞伎を愛する会 第二十一回 |
当公演は終了いたしました。
2012年7月3日(火)~27日(金)
劇場:大阪松竹座
日程詳細
2012年7月
日 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | |
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3 | 4 | 5 | 6 | 7 | |||
昼の部夜の部 | 11:0016:15 | 11:0016:15 | 11:0016:15 | 11:0016:15 | 11:0016:15 | ||
8 | 9 | 10 | 11 | 12 | 13 | 14 | |
昼の部夜の部 | 11:0016:15 | 11:0016:15 | 11:0016:15 | 11:0016:15 | 11:0016:15 | 11:0016:15 | 11:0016:15 |
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昼の部夜の部 | 11:0016:15 | 11:0016:15 | 11:0016:15 | 11:0016:15 | 11:0016:15 | 11:0016:15 | 11:0016:15 |
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昼の部夜の部 | 11:0016:15 | 11:0016:15 | 11:0016:15 | 11:0016:15 | 11:0016:15 | 11:0016:15 |
2012年7月
昼の部 | 夜の部 | |
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3 (火) |
11:00 | 16:15 |
4 (水) |
11:00 | 16:15 |
5 (木) |
11:00 | 16:15 |
6 (金) |
11:00 | 16:15 |
7 (土) |
11:00 | 16:15 |
8 (日) |
11:00 | 16:15 |
9 (月) |
11:00 | 16:15 |
10 (火) |
11:00 | 16:15 |
11 (水) |
11:00 | 16:15 |
12 (木) |
11:00 | 16:15 |
13 (金) |
11:00 | 16:15 |
14 (土) |
11:00 | 16:15 |
15 (日) |
11:00 | 16:15 |
16 (月) |
11:00 | 16:15 |
17 (火) |
11:00 | 16:15 |
18 (水) |
11:00 | 16:15 |
19 (木) |
11:00 | 16:15 |
20 (金) |
11:00 | 16:15 |
21 (土) |
11:00 | 16:15 |
22 (日) |
11:00 | 16:15 |
23 (月) |
11:00 | 16:15 |
24 (火) |
11:00 | 16:15 |
25 (水) |
11:00 | 16:15 |
26 (木) |
11:00 | 16:15 |
27 (金) |
11:00 | 16:15 |
演目と配役
昼の部
一、双蝶々曲輪日記(ふたつちょうちょうくるわにっき)
引窓
南与兵衛後に南方十次兵衛 母 お幸 女房お早 三原伝造 平岡丹平 濡髪長五郎 | 梅玉 東蔵 孝太郎 松江 進之介 我當 |
二、棒しばり(ぼうしばり)
次郎冠者 太郎冠者 曽根松兵衛 | 歌昇改め又五郎 染五郎 錦之助 |
江戸絵両国八景
三、荒川の佐吉(あらかわのさきち)
序幕 江戸両国橋付近出茶屋岡もとの前の場より
大詰 長命寺前の堤の場まで
荒川の佐吉 大工辰五郎 丸総の女房お新 仁兵衛娘お八重 あごの権六 隅田の清五郎 鍾馗の仁兵衛 成川郷右衛門 相模屋政五郎 | 仁左衛門 歌昇改め又五郎 芝雀 孝太郎 由次郎 錦之助 歌六 梅玉 吉右衛門 |
夜の部
一、義経千本桜(よしつねせんぼんざくら)
渡海屋
大物浦
渡海屋銀平実は新中納言知盛 女房お柳実は典侍の局 相模五郎 入江丹蔵 亀井六郎 片岡八郎 伊勢三郎 駿河次郎 武蔵坊弁慶 源義経 | 吉右衛門 魁春 錦之助 種太郎改め歌昇 桂三 種之助 米吉 隼人 歌六 梅玉 |
二、 口上(こうじょう)
歌昇改め又五郎 種太郎改め歌昇 幹部俳優出演 |
三、道行初音旅(みちゆきはつねのたび)
吉野山
佐藤忠信実は源九郎狐 静御前 早見藤太 | 歌昇改め又五郎 芝雀 仁左衛門 |
四、天衣紛上野初花(くもにまごううえののはつはな)
河内山
松江邸広間より玄関先まで |
河内山宗俊 松江出雲守 宮崎数馬 重役北村大膳 腰元浪路 家老高木小左衛門 | 染五郎 種太郎改め歌昇 隼人 吉之助 米吉 錦之助 |
みどころ
昼の部
一、双蝶々曲輪日記(ふたつちょうちょうくるわにっき) 引窓
大坂で人気の関取濡髪長五郎は、恩人を救う為に人を殺めてしまい、母お幸のもとへ暇乞いに来ます。わが子との久々の再会を喜ぶお幸でしたが、そこへ義理の息子、与兵衛が帰ってきます。父の跡を継ぎ、代官に取り立てられたばかりの与兵衛の初仕事は、大坂で起こった事件の下手人長五郎を捕らえることでした。しかし長五郎とお幸が実の親子であると気づいた与兵衛は、お幸の気持ちを察し、長五郎を落ち延びさせるのでした。
実子と義理の息子の間で苦しむお幸と、その気持ちを察する二人の息子、そして与兵衛の女房お早。月明かりの差し込む引窓を巧みに使いながら、お互いを気遣う人々の苦悩と情愛を描いた情緒溢れる名作を、梅玉の与兵衛後に南方十次兵衛、我當の濡髪長五郎、東蔵のお幸、孝太郎のお早でお楽しみいただきます。
二、棒しばり(ぼうしばり)
大名の屋敷に仕える太郎冠者と次郎冠者は、主人の留守中にいつも酒を盗み飲んでいます。大事なお酒を勝手に飲まれ、困った主人は一計を案じ、二人を縄で縛り、意気揚々と出かけていきます。酒が飲めず困った二人でしたが、一方は両手を棒に、一方は後ろ手に縛られた姿であることを生かし、二人で協力しながら器用に酒を酌み交わし始め…。
手を縛られたままの不自由なかたちで踊って見せる難しさが見どころの、楽しい中にも格調を備えた狂言舞踊を、新又五郎の次郎冠者、染五郎の太郎冠者、錦之助の曽根松兵衛でご覧いただきます。
三、荒川の佐吉(あらかわのさきち)
大工からやくざになった佐吉の親分鍾馗の仁兵衛は、浪人成川郷右衛門に斬られて縄張りを奪われてしまい、裏長屋で零落した生活を送るようになります。その後、娘のお新が産んだ盲目の卯之吉を佐吉に託したまま、いかさま賭博に手を出して殺されてしまいます。残された佐吉は、友人の大工辰五郎の助けを借りて献身的に卯之吉を育てますが、数年経ったある日、相模屋政五郎が丸総の女房となったお新を連れてやって来て、卯之吉を返してほしいと頼みます…。
俠客の世界をのし上がった男の情と潔い生きざまを描いた真山青果の名作。
仁左衛門の当り役である荒川の佐吉と、吉右衛門の相模屋政五郎の顔合わせで、梅玉の成川郷右衛門、そして新又五郎の辰五郎の配役にどうぞご期待ください。
夜の部
一、義経千本桜(よしつねせんぼんざくら) 渡海屋・大物浦
摂津国大物浦の船問屋の渡海屋には、兄の源頼朝に追われ都を落ちた源義経主従が逗留しています。そこへ鎌倉方の追手が船を出すよう迫りますが、現れた主の渡海屋銀平に追い返されてしまいます。出船の時刻となった義経主従が渡海屋を後にすると、鎧姿の銀平が現れます。実は銀平は平家の武将平知盛、妻のお柳は安徳帝の乳人典侍の局で、二人は安徳帝を娘と偽って育て、源氏に復讐する機会を窺っていたのでした。知盛は義経を討ち取ろうと出陣しますが、大物浦で義経方に敗北。体に巻きつけた碇と共に、壮絶な最期を遂げるのでした。
時代と世話の演じ分けが必要な、丸本物で屈指の大役、渡海屋銀平実は新中納言知盛を吉右衛門が勤め、梅玉の源義経、歌六の武蔵坊弁慶、魁春の女房お柳実は典侍の局でご堪能いただきます。
二、 口上(こうじょう)
幹部俳優が裃姿で舞台に並び、新又五郎と新歌昇の襲名を祝ってご挨拶を述べる華やかな一幕です。
三、道行初音旅(みちゆきはつねのたび) 吉野山
兄の源頼朝との不仲により都を離れた義経を追い、静御前は桜の花が満開の吉野山へ、家来の佐藤忠信とともに向かっています。いつの間にか忠信の姿を見失った静ですが、義経から預かった初音の鼓を打つと、不思議とどこからともなく忠信が現れます。実は、静を守護していた忠信は、鼓の皮となった親狐を慕ってついてきた子狐が化けた姿だったのです。
満開の桜に彩られた吉野山を背景に繰り広げる美しい舞踊を、新又五郎の佐藤忠信、芝雀の静御前、そして仁左衛門の早見藤太の配役でご覧いただきます。
四、天衣紛上野初花(くもにまごううえののはつはな) 河内山
悪巧みに長けた御数寄屋坊主の河内山宗俊は、上州屋の娘のふじが腰元浪路として奉公している家の当主松江出雲守に見初められ、拒否したことにより幽閉されていることを聞きつけます。金目当てに連れ戻すことを請け負った宗俊は、上野寛永寺の使僧を装い松江家を訪れます。当主の松江出雲守と直談判の末、浪路を連れ戻すことに成功した宗俊が屋敷を後にしようとすると、北村大膳に正体を見破られてしまいますが、開き直って松江侯に啖呵を切り、悠々と帰っていくのでした。
黙阿弥独特の七五調の名台詞も聴きどころで、悪党ながらも色気や愛嬌を備えた河内山宗俊に染五郎が、新歌昇が松江出雲守に初役で挑みます。
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