公演情報詳細
坂東玉三郎特別舞踊公演 | ||
中村獅童出演 |
当公演は終了いたしました。
2011年4月3日(日)~17日(日)
劇場:南座
演目と配役
忍夜恋曲者
一、将門(まさかど)
滝夜叉姫 大宅太郎光圀 | 坂東 玉三郎 中村 獅童 |
二、日本振袖始(にほんふりそではじめ)
岩長姫実は八岐大蛇 稲田姫 素盞鳴尊 | 坂東 玉三郎 尾上 右近 中村 獅童 |
みどころ
一、将門(まさかど)
天保7(1836)年に初演した常磐津舞踊で本名題は「忍夜恋曲者」。
朝廷に反旗を翻し、滅んでいった平将門。その古御所に蝦蟇の妖術を使う妖怪が出没すると聞き、大宅太郎光圀が征伐にやってきます。そこへ、島原の傾城如月と名乗る妖艶な美女が現れます。光圀に実は平将門の遺児滝夜叉姫だと気づかれると、大蝦蟇を従えて光圀に抵抗します。薄暗い廃墟に、豪奢な遊女と大蝦蟇。妖しい耽美な世界が展開されます。
二、日本振袖始(にほんふりそではじめ)
近松門左衛門の神代物の作品。
瓊々杵尊(ににぎのみこと)の妃に定められた木花咲耶姫の姉である岩長姫は、内裏から十柄の宝剣を奪い取り逃げ去ります。
長者の娘稲田姫は見目麗しいため、八岐大蛇への生贄に選ばれ、出雲の国に連れて来られます。実は岩長姫の正体はこの八岐大蛇で、稲田姫と共に供えられた毒酒を飲んで酩酊し、ついに大蛇の本性を顕すと、駆けつけた素戔嗚尊によって退治されます。重厚な義太夫舞踊をご覧ください。
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