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七月大歌舞伎

七月大歌舞伎

当公演は終了いたしました。

2017年7月3日(月)~27日(木)

昼の部 午前11時~
夜の部 午後4時45分~
【休演】12日(水)夜の部、19日(水)昼の部
【貸切】8日(土)昼の部 ※幕見席は営業

当公演は終了いたしました。

劇場:歌舞伎座

料金(税込)

  • 1等席18,000円
  • 2等席14,000円
  • 3階A席6,000円
  • 3階B席4,000円
  • 1階桟敷席20,000円

上演時間

  • 歌舞伎十八番の内 矢の根

  • 幕間 30分
  • 盲長屋梅加賀鳶
    加賀鳶

  • 幕間 25分
  • 連獅子

  • 通し狂言 駄右衛門花御所異聞
    発端・序幕

  • 幕間 30分
  • 通し狂言 駄右衛門花御所異聞
    二幕目

  • 幕間 20分
  • 通し狂言 駄右衛門花御所異聞
    大詰

※7月11日時点での予定。
※上演時間は変更になる可能性があります。

演目と配役

昼の部

一、歌舞伎十八番の内 矢の根(やのね)
曽我五郎
大薩摩文太夫
馬士畑右衛門
曽我十郎

     右團次
     九團次
     弘太郎
     

河竹黙阿弥 作

盲長屋梅加賀鳶

二、加賀鳶(かがとび)

本郷木戸前勢揃いより

赤門捕物まで


二代目 市川齋入襲名披露

天神町梅吉/竹垣道玄
日蔭町松蔵
春木町巳之助
魁勇次
虎屋竹五郎
昼ッ子尾之吉
磐石石松
お朝
数珠玉房吉
御守殿門次
道玄女房おせつ
金助町兼五郎
妻恋音吉
天狗杉松
伊勢屋与兵衛
御神輿弥太郎
女按摩お兼
雷五郎次
     海老蔵
     
     右團次
     男女蔵
     
     巳之助
     
     児太郎
     
     九團次
     笑三郎
     
     権十郎
     調
     
     
右之助改め
     左團次

河竹黙阿弥 作

三、連獅子(れんじし)
狂言師右近後に親獅子の精
狂言師左近後に仔獅子の精
僧蓮念
僧遍念
     海老蔵
     巳之助
     男女蔵
     

夜の部

日本駄右衛門を中心に、宙乗り、大立廻りで


繰り広げる圧倒的スケールの奇想天外な物語


竹田治蔵 作


織田紘二 補綴・演出


石川耕士 補綴・演出


川崎哲男 補綴・演出


藤間勘十郎 補綴・演出

秋葉権現廻船語

通し狂言 駄右衛門花御所異聞(だえもんはなのごしょいぶん)

市川海老蔵 宙乗り相勤め申し候

堀越 勸玄

発 端
序 幕
二幕目


大 詰
遠州月本城下浜辺松原の場
遠州月本館の場
大井川土手の場
遠州無間山お才茶屋の場
同 秋葉大権現の場
都東山御殿の場
同  奥庭の場
元の御殿の場
日本駄右衛門/玉島幸兵衛/秋葉大権現
月本円秋
月本祐明
奴浪平
月本始之助
傾城花月
寺小姓采女
奴のお才/三津姫
白狐
駄右衛門子分早飛
長六
逸当妻松ヶ枝
馬淵十太夫
東山義政
玉島逸当/細川勝元

     海老蔵
     右團次
     男女蔵
     
     巳之助
     
     
     児太郎
     堀越勸玄
     弘太郎
     九團次
     笑三郎
     
右之助改め
     

みどころ

昼の部

一、歌舞伎十八番の内 矢の根(やのね)
荒事ならではの豪快で華やかな祝祭劇

 初春を迎え、紅梅白梅が咲き誇るある日。曽我五郎が父の仇工藤祐経を討つために矢の根を研いでいると、大薩摩文太夫が年始の挨拶に訪れます。五郎は縁起の良い初夢を見ようと、文太夫が持参した宝船の絵を枕の下に敷きうたた寝を始めます。しかし、その夢に現れたのは五郎の兄十郎。十郎は、工藤の館で捕らわれの身となったことを告げます。飛び起きた五郎は、兄の窮地を救うべく工藤の館へと急ぐのでした。
 江戸狂言の洒落っ気と豪快さに満ちた荒事の一幕にご期待ください。

二、加賀鳶(かがとび)
粋な鳶と小悪党が織り成す江戸世話物の名作

 本郷界隈の家々では、加賀藩お抱えの加賀鳶と旗本配下の定火消しの大喧嘩を恐れ、人々が町木戸を閉め切っています。そこへ血気に逸る加賀鳶が勢揃いしますが、それを止めたのは頭分の天神町梅吉。日蔭町の松蔵が皆の説得にあたり、一同はその場から引き揚げます。
 一方、盲長屋に住む竹垣道玄は、女房おせつと姪のお朝にひどい仕打ちをする小悪党。道玄はお茶の水の土手際で百姓太次右衛門を殺害し、懐中の金を奪います。その場に通りかかった松蔵は、道玄の落とした煙草入れを拾います。その後、お朝の奉公先への強請を思いついた道玄は、言いがかりをつけて金を出させようとしますが、そこへ松蔵が現れ…。
 河竹黙阿弥ならではのせりふ回しで展開する、世話物の名作をご堪能いただきます。

三、連獅子(れんじし)
獅子の親子が魅せる迫力のある舞踊

 天竺の霊地、清涼山の麓の石橋では、狂言師の右近と左近が手獅子を携え、石橋の謂れ(いわれ)や、親獅子が仔獅子を谷底へと蹴落とし、それでも這い上がってきた子だけを育てるという故事を踊って見せます。その後、満開の牡丹の中に親獅子と仔獅子の精が現れ、長い毛を振りながら豪放華麗な狂いを見せ、勇壮に舞い納めるのでした。
 能の「石橋」をもとに、獅子親子の厳しくも温かい情愛を描いた、数ある舞踊のなかでも人気の高い作品をお楽しみいただきます。

夜の部

通し狂言 駄右衛門花御所異聞(だえもんはなのごしょいぶん)
大悪党を描く名作を、現代の英知を集結させ堂々の復活

 『弁天娘女男白浪』の白浪五人男の首領として知られる日本駄右衛門。日の本六十余州を股にかけたこの大盗賊は、実在した浪人あがりの盗賊浜島庄兵衛をモデルとしており、その名は人形浄瑠璃『風俗太平記』に登場する賊徒日本左衛門に由来するとされています。この日本駄右衛門を描いた今作は、宝暦11(1761)年に初演された『秋葉権現廻船語』(あきばごんげんかいせんばなし)をもとに、市川海老蔵が現代の息吹を取り入れた復活狂言です。

 遠州月本家を足がかりに天下を狙う日本駄右衛門。月本家城主月本円秋を亡き者にするため、将軍家への献上品である家宝の古今集と、月本家に伝わる火伏の神「秋葉権現」の三尺棒を盗み出します。そこに現れたのは月本家家老玉島逸当。自らの命と引き換えに円秋と月本家の人々の命を救うのでした。駄右衛門の企てにより家を追われ、落ち延びた円秋の弟月本始之助、傾城花月、逸当の妻松ヶ枝は、逸当の弟である玉島幸兵衛と出会い、月本家の再興のため駄右衛門に立ち向かいます。ところが、「秋葉権現」の三尺棒の力により、妖術を手にした駄右衛門の力は強大で、天下奪取の大望成就がいよいよ目前に迫りますが、その前に立ちはだかったのは…。
 海老蔵が日本駄右衛門、玉島幸兵衛、秋葉大権現の3役を早替りにて勤め、大立廻りなどみどころ満載の演出で上演いたします。また、海老蔵の長男、堀越勸玄が、秋葉権現の使わしめである白狐の役で出演。海老蔵・勸玄親子二人での宙乗りも披露します。江戸後期に七世市川團十郎も演じたゆかりの演目にどうぞご期待ください。

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