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四月大歌舞伎

松竹創業120周年

中村翫雀改め

四代目中村鴈治郎襲名披露

四月大歌舞伎

当公演は終了いたしました。

2015年4月2日(木)~26日(日)

当公演は終了いたしました。

昼の部 午前11時~
夜の部 午後4時30分~
【貸切】12日(日)昼の部 ※幕見席は販売

劇場:歌舞伎座

料金(税込)

  • 1等席19,000円
  • 2等席15,000円
  • 3階A席6,000円
  • 3階B席4,000円
  • 1階桟敷席21,000円

上演時間

  • 玩辞楼十二曲の内 碁盤太平記

  • 幕間 30分
  • 六歌仙容彩

  • 幕間 20分
  • 玩辞楼十二曲の内 廓文章
    吉田屋

  • 梶原平三誉石切

  • 幕間 20分
  • 成駒家歌舞伎賑

  • 幕間 30分
  • 心中天網島
    玩辞楼十二曲の内 河庄

  • 幕間 15分
  • 石橋

※4月13日時点での予定
※上演時間は変更になる可能性があります。

演目と配役

昼の部

一、玩辞楼十二曲の内 碁盤太平記(ごばんたいへいき)

山科閑居の場

大石内蔵助
岡平実は高村逸平太
大石主税
医者玄伯
空念実は武林唯七
妻およし
母千寿
    
    染五郎
    壱太郎
    寿治郎
    
    孝太郎
    
二、六歌仙容彩(ろっかせんすがたのいろどり)

僧正遍照

文屋康秀


在原業平


小野小町


喜撰法師


大伴黒主

    〈遍照〉


    〈文屋〉

    〈業平小町〉


    〈喜撰〉









    〈黒主〉
僧正遍照
小野小町

文屋康秀

在原業平
小野小町

喜撰法師
祇園のお梶
所化







大伴黒主
小野小町
    左團次
    

    仁左衛門

    
    

    菊五郎
    
    
    萬次郎
    権十郎
    
    
    
    廣太郎

    吉右衛門
    
三、玩辞楼十二曲の内 廓文章(くるわぶんしょう)

吉田屋

劇中にて襲名口上申し上げ候

藤屋伊左衛門
吉田屋喜左衛門
若い者松吉
藤屋番頭藤助
おきさ
扇屋夕霧
翫雀改め鴈治郎
    幸四郎
    又五郎
    
    秀太郎
    藤十郎

夜の部

一、梶原平三誉石切(かじわらへいぞうほまれのいしきり)

星合寺の場

梶原平三
俣野景久

梶原方大名



六郎太夫
剣菱呑助
奴菊平
大庭景親
    幸四郎
    錦之助
    壱太郎
    由次郎
    
    廣太郎
    松之助
    
    
    高麗蔵
    彦三郎
二、成駒家歌舞伎賑(なりこまやかぶきのにぎわい)

木挽町芝居前の場

四代目中村鴈治郎襲名披露 口上

 





木挽町座元
太夫元
芝居茶屋亭主
茶屋女房
男伊達








女伊達







役者寿治郎
二引屋倅
二引屋主人
道頓堀座元
江戸奉行
翫雀改め鴈治郎
    
    虎之介
    壱太郎
    藤十郎
     ◯
    菊五郎
    吉右衛門
    
    秀太郎
    左團次
    
    又五郎
    錦之助
    染五郎
    
    権十郎
    
    彦三郎
    
    
    
    孝太郎
    
    高麗蔵
    萬次郎
    友右衛門
    寿治郎
    進之介
    
    仁左衛門
    幸四郎

心中天網島

三、玩辞楼十二曲の内 河庄(かわしょう)
紙屋治兵衛
紀の国屋小春
江戸屋太兵衛
五貫屋善六
丁稚三五郎
芸妓小糸
河内屋お庄
粉屋孫右衛門
翫雀改め鴈治郎
    
    染五郎
    壱太郎
    虎之介
    歌女之丞
    秀太郎
    
四、石橋(しゃっきょう)
獅子の精


    染五郎
    壱太郎
    虎之介

みどころ

昼の部

一、玩辞楼十二曲の内 碁盤太平記(ごばんたいへいき)
◆大石内蔵助の辛抱と本心

 京都山科にある大石内蔵助の閑居。内蔵助が遊里から戻ると、女房のおよしが意見をしますが、相手にせず碁盤(ごけ)を枕に寝る始末です。その様子を見た母の千寿は内蔵助を碁笥で打ち据えますが、逆におよしに離縁を言い渡し、あきれ果てた二人は家を出ます。下僕として仕えている岡平は、実は吉良上野介の間者(かんじゃ)で、その素性を怪しんだ内蔵助の息子主税に討たれそうになりますが、そこへ止めに入ったのは他ならぬ内蔵助でした…。
 初代鴈治郎が制定した家の芸、玩辞楼(がんじろう)十二曲の内の一つで、この度、40年ぶりの上演となる舞台にご期待ください。

二、六歌仙容彩(ろっかせんすがたのいろどり)
◆六歌人の恋模様を洒脱に描いた舞踊

 御殿を訪れた僧正遍照は、美女の誉れ高い小野小町を口説こうとしますが、小町に諭され、寺へ帰っていきます。(遍照)
 色好みの文屋康秀は、小町に恋焦がれて御殿に忍びますが、官女たちに取り囲まれて、叶わず去っていきます。(文屋)
 美男で知られる在原業平も小町を口説きますが、すげなく振られて帰ります。(業平小町)
 桜満開の東山へやって来た喜撰法師は、祇園のお梶の美しさに見とれて戯れますが、迎えに来た所化達と賑やかに踊り、庵へ戻ります。(喜撰)
 小町は大伴黒主に、歌の盗作を責められますが、逆に黒主が詠んだ歌を証拠に天下横領の企てを暴きます。(黒主)
 「古今和歌集」に和歌の名人として記された六人を六歌仙と称し、五人の歌人が小町を取り巻くさまが洒脱に描かれています。変化舞踊の名作をご堪能ください。

三、玩辞楼十二曲の内 廓文章(くるわぶんしょう)
◆二人の男女の恋心が織りなす上方和事の名作

 大坂新町の吉田屋に、放蕩の末に勘当され、編笠をかぶり紙衣(かみこ)姿に零落した藤屋伊左衛門がやって来ます。恋人の太夫夕霧に逢いたい一心の伊左衛門は、吉田屋の主人喜左衛門と女房おきさの計らいにより迎え入れられ、座敷へ通されます。やがて伊左衛門の前に夕霧が姿を見せますが、二人は痴話喧嘩を始めてしまいます。ようやく仲直りをした二人のもとに、勘当が許されたとの知らせが届き、晴れて伊左衛門は夕霧を身請けするのでした。
 玩辞楼十二曲の内の一つで、上方和事の代表的な作品として知られています。大阪での襲名披露で伊左衛門を初役で演じた新鴈治郎がさらに練り上げて勤めます。

夜の部

一、梶原平三誉石切(かじわらへいぞうほまれのいしきり)
◆智勇を兼ね備えた名将を描いた一幕

 梶原景時や、大庭景親、俣野景久兄弟ら平家方の武将が鎌倉の星合寺(ほしあいでら)に参詣するところ、源氏方に所縁ある六郎太夫と娘の梢が刀を売るためにやって来ます。梶原が刀を鑑定すると、名刀であると判明しますが、俣野の意見で、二人の罪人を重ねて斬る「二つ胴」で斬れ味を試すことにします。しかし、死罪で連れてこられた囚人は一人だけ。もう一人必要なところ、どうしても刀を売って金の工面が必要な六郎太夫が自分の体を使うようにと志願します。試し斬りを請け負った梶原は、一気に刀を振り下ろしますが…。
 梶原景時は、智勇を兼ね備えた捌き役として描かれています。「鶴ケ岡八幡社頭の場」として上演されることの多い場面ですが、今回は原作の「星合寺の場」として上演します。時代物の名作をご堪能ください。

二、成駒家歌舞伎賑(なりこまやかぶきのにぎわい)
◆江戸での襲名披露を祝う華やかな舞台

 江戸木挽町の芝居町。道頓堀座元に案内されて訪れたのは、坂田藤十郎と、この度、襲名披露を行う中村鴈治郎です。木挽町座元、太夫元、芝居茶屋亭主とその内儀などが出迎え、男伊達、女伊達、さらには江戸奉行も駆けつけ、大きな賑わいとなります。皆様に東京での四代目鴈治郎襲名を披露する華やかな舞台です。

三、玩辞楼十二曲の内 河庄(かわしょう)
◆命をかけた男女の儚(はかな)い恋

 大坂天満の紙屋治兵衛は、妻子のある身でありながら、遊女小春と深い仲となり、心中の約束をしています。北新地の茶屋河庄に出向いた小春は、受け取った手紙を読んで悲嘆にくれています。手紙は治兵衛の女房からで、夫と別れてほしいとの嘆願でした。河内屋お庄が慰めるところへ、やって来た太兵衛からの身請けを小春は拒んでいますが、そこへ見慣れぬ侍が客として現れます。小春に会いたい治兵衛は河庄を訪れ、様子を窺っていると、小春がその侍に心中はしたくないと頼みます。小春の心変わりに治兵衛は激昂しますが、侍と見えたのは実は治兵衛の兄の粉屋孫右衛門で…。
 上方歌舞伎の代表作で、玩辞楼十二曲の内の一つとして知られる一幕です。治兵衛は、上方和事の典型的な役柄で、頬かむりをしての花道の出が大きな見どころです。新鴈治郎が勤める舞台にご期待ください。

四、石橋(しゃっきょう)
◆獅子の精が魅せる激しい毛振り

 文殊菩薩の霊地の清涼山にかかる石橋に、霊獣の獅子の精が現れ牡丹と戯れます。能の「石橋」をもとにした「石橋物(獅子物)」の一つです。獅子の精の激しい毛振りが見どころの勇壮な舞台をお楽しみください。

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