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十二月大歌舞伎 仮名手本忠臣蔵

料金(税込)

  • 1等席18,000円
  • 2等席14,000円
  • 3階A席6,000円
  • 3階B席4,000円
  • 1階桟敷席20,000円

歌舞伎座幕見席「十二月大歌舞伎 仮名手本忠臣蔵」のご案内

上演時間

  • 通し狂言 仮名手本忠臣蔵
    大序

  • 幕間 5分
  • 通し狂言 仮名手本忠臣蔵
    三段目

  • 幕間 30分
  • 通し狂言 仮名手本忠臣蔵
    四段目

  • 幕間 20分
  • 通し狂言 仮名手本忠臣蔵
    道行旅路の花聟

  • 通し狂言 仮名手本忠臣蔵
    五段目・六段目

  • 幕間 30分
  • 通し狂言 仮名手本忠臣蔵
    七段目

  • 幕間 10分
  • 通し狂言 仮名手本忠臣蔵
    十一段目

※12月7日時点での予定
※上演時間は変更になる可能性があります。

演目と配役

昼の部

通し狂言 仮名手本忠臣蔵(かなでほんちゅうしんぐら)



大 序 鶴ヶ岡社頭兜改めの場


三段目 足利館門前進物の場


    同  松の間刃傷の場

   塩冶判官
桃井若狭之助
足利直義
顔世御前
高師直
菊之助
染五郎
巳之助
七之助
海老蔵

四段目 扇ヶ谷塩冶判官切腹の場

    同  表門城明渡しの場

大星由良之助
塩冶判官
顔世御前
赤垣源蔵
竹森喜多八
矢間重太郎
富森助右衛門
奥田定右衛門
大星力弥
斧九太夫
薬師寺次郎左衛門
原郷右衛門
石堂右馬之丞
幸四郎
菊之助
七之助
亀三郎


廣太郎
宗之助
尾上右近


友右衛門
染五郎

浄瑠璃 道行旅路の花聟

腰元おかる
鷺坂伴内
早野勘平
玉三郎
権十郎
海老蔵

夜の部

通し狂言 仮名手本忠臣蔵(かなでほんちゅうしんぐら)



五段目 山崎街道鉄砲渡しの場


    同   二つ玉の場


六段目 与市兵衛内勘平腹切の場

早野勘平
斧定九郎
女房おかる
母おかや
判人源六
千崎弥五郎
一文字屋お才
不破数右衛門
染五郎

七之助


高麗蔵
萬次郎
彌十郎

七段目 祇園一力茶屋の場

大星由良之助
寺岡平右衛門
竹森喜多八
富森助右衛門
大星力弥
斧九太夫
赤垣源蔵
遊女おかる
幸四郎
海老蔵

廣太郎
児太郎

亀三郎
玉三郎

十一段目 高家表門討入りの場

     同 奥庭泉水の場


     同 炭部屋本懐の場

大星由良之助
原郷右衛門
奥田定右衛門
矢間重太郎
富森助右衛門
大星力弥
竹森喜多八
小林平八郎
幸四郎
友右衛門
宗之助

廣太郎
児太郎


※坂東三津五郎休演につき、配役を変更しております。

みどころ

昼の部

通し狂言 仮名手本忠臣蔵(かなでほんちゅうしんぐら)
◆配役を替えて2カ月にわたる「忠臣蔵」の通し上演

 『仮名手本忠臣蔵』は、『義経千本桜』『菅原伝授手習鑑』と共に歌舞伎の三大名作と称される、義太夫狂言の傑作です。
 江戸時代に実際に起こった有名な赤穂浪士の討入事件に材を取り、大星由良之助をはじめとする四十七士の仇討ちまでの困難や、彼らを取り巻く人間模様を鮮やかに描き上げた物語は、今なお人々の心をとらえてやみません。
 今回は、十一月公演に引き続き、昼夜にわたる『忠臣蔵』の通し狂言を異なる配役でご覧いただきます。日本人の心に響く屈指の人気狂言をご堪能ください。

大序
◇色彩美あふれる荘重な幕開き

 鎌倉の鶴ヶ岡八幡宮では、足利家執権の高師直、饗応役の塩冶判官、桃井若狭之助が将軍の弟の足利直義を出迎えます。直義が兜の鑑定役として判官の妻顔世御前を呼び出すところ、顔世に以前から恋慕していた師直が顔世に言い寄るので、それを見かねた若狭之助が助けに入ります。気分を害した師直は若狭之助を散々に侮辱し、煽られた若狭之助は思わず刀に手を掛けてしまいますが、判官がなだめ、その場を収めます。

三段目
◇物語の発端が描かれるご存知“松の廊下”

 桃井家家老の加古川本蔵は、いまだ怒りが収まらない主君若狭之助を案じ、師直に賄賂を贈ります。すると師直の若狭之助への態度は一変、怒りの矛先は塩冶判官に向かいます。師直の陰湿な仕打ちに耐えかねた判官は、ついに師直に斬りかかりますが、本蔵に止められます。

四段目
◇緊迫感に満ちた歌舞伎屈指の名場面

 殿中での刃傷沙汰を問われ、自らの屋敷に蟄居を命じられた塩冶判官。そこへ、上使の石堂右馬之丞と薬師寺次郎左衛門が訪れ、判官の切腹と御家断絶、所領没収の上意を伝えます。覚悟を決めていた判官は、駆け付けた家老の大星由良之助に無念の思いを託し、息絶えます。主君の仇討ちに逸る諸士たちを鎮めた由良之助は、すみやかに城を明け渡しながらも、形見の腹切刀に固く仇討ちを誓うのでした。

道行
◇おかる勘平の華やかな道行を彩り豊かに

 恋仲の腰元おかるとの逢瀬を楽しんでいたため、主君判官の一大事に居合わせなかった塩冶家家臣の早野勘平。おかるは、詫びて腹を切ろうとする勘平を押し留め、共に実家の山崎の里へと向かいます。

夜の部

通し狂言 仮名手本忠臣蔵(かなでほんちゅうしんぐら)
五段目
◇歌舞伎ならではの様式美と洗練された演出

 猟師となった勘平は、山崎街道で同志の千崎弥五郎に出会い、仇討ちの資金調達を約束します。一方、おかるの父与市兵衛は夜道で斧定九郎に襲われて殺され、懐の五十両を奪われます。それは、勘平の仇討ち資金を用立てるため、おかるを身売りした前金。しかし定九郎は、猪を狙って発砲した勘平の銃弾であえなく絶命。誤って人を撃った勘平は、慌てながらもその五十両を抜き取り、その場から逃げ去ります。

六段目
◇卓越した心理描写で勘平の悲劇を描く

 おかるを引き取りにきた祇園一文字屋のお才の言葉から、昨晩撃ち殺したのが舅の与市兵衛と思い込む勘平。そこへ現れた不破数右衛門と千崎弥五郎、姑のおかやに詰問された勘平は、罪を吐露して腹を切りますが、真犯人が定九郎であったことが判明します。疑いの晴れた勘平は、仇討ちの連判に名を連ねることを許されると、安堵して息絶えるのでした。

七段目
◇遊里情緒あふれる華やかな一幕

 祇園で遊興に耽(ふけ)る大星由良之助のもとへ、おかるの兄の寺岡平右衛門が訪れ、仇討ちに加わりたいと願い出ますが、相手にされません。息子の力弥が届けにきた密書を、遊女おかると、師直と内通する斧九太夫に盗み読みされたことに気付いた由良之助は、おかるを殺そうとします。それを察した平右衛門は、自ら妹を手にかける覚悟を決めますが、由良之助に止められます。事情を知った由良之助は、おかるに九太夫を殺させて勘平の仇を討たせると、平右衛門を連判に加えます。

十一段目
◇爽快感に満ちた大団円

 由良之助率いる塩冶の浪士たちは、主君判官の仇を討つべく、師直の屋敷に討入ります。家臣らとの激闘の後、炭部屋に隠れていた師直を追い詰めた浪士たちは、遂に本懐を遂げるのでした。

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