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芸術祭十月大歌舞伎 義経千本桜

歌舞伎座新開場柿葺落 芸術祭十月大歌舞伎

通し狂言 義経千本桜

平成25年度(第68回)文化庁芸術祭参加公演

当公演は終了いたしました。

2013年10月1日(火)~25日(金)

昼の部 午前11時~
夜の部 午後4時15分~

劇場:歌舞伎座

料金(税込)

  • 1等席18,000円
  • 2等席14,000円
  • 3階A席6,000円
  • 3階B席4,000円
  • 1階桟敷席20,000円

上演時間

  • 通し狂言 義経千本桜
    序幕 鳥居前

  • 幕間 30分
  • 通し狂言 義経千本桜
    二幕目 渡海屋・大物浦

  • 幕間 20分
  • 通し狂言 義経千本桜
    三幕目 道行初音旅

  • 幕間 なし
  • 通し狂言 義経千本桜
    四幕目 木の実・小金吾討死

  • 幕間 20分
  • 通し狂言 義経千本桜
    五幕目 すし屋

  • 幕間 30分
  • 通し狂言 義経千本桜
    大詰 川連法眼館

※10月2日記
※上記の上演時間は予定ですので、変更になる可能性があります。

演目と配役

昼の部

平成25年度(第68回)文化庁芸術祭参加公演

通し狂言 義経千本桜(よしつねせんぼんざくら)



序 幕 鳥居前

佐藤忠信実は源九郎狐
武蔵坊弁慶
静御前
亀井六郎
片岡八郎
伊勢三郎
駿河次郎
笹目忠太
源義経

亀三郎


種之助


寿
菊之助

二幕目 渡海屋

    大物浦

渡海屋銀平実は新中納言知盛
女房お柳実は典侍の局
相模五郎
入江丹蔵
亀井六郎
片岡八郎
伊勢三郎
駿河次郎
武蔵坊弁慶
源義経
吉右衛門

又五郎
錦之助

種之助




三幕目 道行初音旅

佐藤忠信実は源九郎狐
逸見藤太
静御前
菊五郎

藤十郎

夜の部

平成25年度(第68回)文化庁芸術祭参加公演

通し狂言 義経千本桜(よしつねせんぼんざくら)



四幕目 木の実


    小金吾討死

いがみの権太
若葉の内侍
主馬小金吾
猪熊大之進
鮓屋弥左衛門
小せん
仁左衛門




秀太郎

五幕目 すし屋

いがみの権太
小せん
弥助実は三位中将維盛
お里
お米
鮓屋弥左衛門
若葉の内侍
梶原平三景時
仁左衛門
秀太郎

孝太郎
竹三郎



大 詰 川連法眼館

佐藤忠信/忠信実は源九郎狐
静御前
駿河次郎
亀井六郎
飛鳥
川連法眼
源義経
菊五郎


権十郎
調
彦三郎

みどころ

昼の部

平成25年度(第68回)文化庁芸術祭参加公演

通し狂言 義経千本桜(よしつねせんぼんざくら)
◆壮大な源平歴史ロマンを一挙上演

 『義経千本桜』は、『菅原伝授手習鑑』、『仮名手本忠臣蔵』と並ぶ歌舞伎三大名作狂言の一つで、初演より多くの俳優によって演出が練り上げられ、今日まで人気作品として上演を重ねています。
 源平の合戦後、源頼朝との仲たがいにより都を追われる義経。その義経の流転に引き寄せられるように、狐忠信、知盛、いがみの権太の運命が大きく動き出します。
 今回は、序幕から大詰まで魅力ある歴史ロマンが展開する物語を昼夜にわたって通し狂言として上演。歌舞伎の様々な醍醐味が凝縮された舞台をお楽しみください。

序 幕 鳥居前

◇荒事の豪快さを随所に見せる一幕

 兄の頼朝から謀反の疑いをかけられ、やむなく都を追われた義経一行は伏見稲荷へやってきます。愛妾の静御前が追ってきますが、義経は都に留まるように諭し、初音の鼓を自らの形見として預け、立ち去ります。残された静は、追手の笹目忠太に引き立てられそうになりますが、駆けつけた家臣佐藤忠信に救われます。再び姿を現した義経は、忠信に静の守護を命じ、九州へ落ち延びて行くのでした。

二幕目 渡海屋・大物浦

◇悲壮感あふれる知盛の壮絶な最期

 九州へ逃れるため、義経一行は大物浦の渡海屋で出船を待っています。しかし、渡海屋の主人銀平は、実は壇ノ浦の合戦で死んだはずの平知盛。女房のお柳は典侍の局、娘お安は安徳帝で、義経を待ち伏せていたのです。知盛は船出した義経一行を襲いますが、返り討ちに。帝の身を守護するという義経の言葉に安堵した典侍の局は自害、知盛も帝を義経に託すと、瀕死の体に碇綱を巻きつけ、海中へと身を投げるのでした。

三幕目 道行初音旅

◇主従の道行を描いた華やかな舞踊

 桜が満開の吉野路。義経を尋ねて旅を続ける静御前と忠信。山中でひと休みする静に、忠信は戦死した兄の佐藤継信の戦場での様子を語って聞かせます。そこへ現れた鎌倉方の逸見藤太を難なく蹴散らした忠信は、静とともに義経との再会を願いながら旅を続けます。

夜の部

平成25年度(第68回)文化庁芸術祭参加公演

通し狂言 義経千本桜(よしつねせんぼんざくら)


四幕目 木の実・小金吾討死

◇権太の家族愛と様式美あふれる大立廻り

 大和の下市村の茶店。平維盛の家来の主馬小金吾は、御台の若葉の内侍と若君の六代に付き添い、維盛の行方を捜す道中。そこへ、いがみの権太が現れ、小金吾に因縁をつけて金を巻き上げます。その直後に追手に囲まれた小金吾は、若葉の内侍親子を逃し、あえない最期を遂げます。そこへ偶然通りかかった権太の父の弥左衛門は、小金吾の首を討ち落として家に持ち帰ります。

五幕目 すし屋

◇世事に翻弄される庶民の哀切を描く

 すし屋を営む弥左衛門は、平重盛への旧恩から、子息の維盛を奉公人の弥助として匿っていますが、権太が訴人すると聞いた妹のお里は維盛を逃します。そこへ源頼朝の重臣の梶原景時が訪れ、維盛の首を差し出すよう弥左衛門に命じるところ、権太は褒美欲しさに維盛の首と内侍親子を突き出します。怒った弥左衛門は思わず権太を刀で刺しますが、意外な真実が明かされ…。

大 詰 川連法眼館

◇親を慕う子狐の深い情愛を描く物語

 川連法眼と飛鳥夫妻のもとに身を寄せている義経を訪ねて、佐藤忠信が現れます。この忠信は実は狐で、親狐が初音の鼓の皮に用いられているのを知り、忠信に化けて静に付き添っていたのです。親を想う子の情愛に心を打たれた義経がその鼓を与えると、喜んだ狐は鼓を手に古巣へと帰って行くのでした。

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