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松竹大歌舞伎 中央コース

平成27年度

(公社)全国公立文化施設協会主催

中央コース

松竹大歌舞伎

当公演は終了いたしました。

2015年6月30日(火)~7月31日(金)

当公演は終了いたしました。

劇場:巡業

上演時間

  • 天衣紛上野初花
    河内山

  • 幕間 25分
  • 藤 娘
    芝翫奴

※7月15日時点での予定
※幕間を含む上演時間は、2時間30分を予定
※上演時間は変更になる可能性があります。

日程詳細

2015年6月

2015年7月

年月

演目と配役

天衣紛上野初花

一、河内山(こうちやま)

質見世より玄関先まで

河内山宗俊
高木小左衛門
宮崎数馬
腰元浪路
北村大膳
後家おまき
和泉屋清兵衛
松江出雲守
中村 橋之助
坂東 調
中村
中村 芝のぶ
中村
中村 芝喜松
松本
大谷 友右衛門
二、藤 娘(ふじむすめ)
  芝翫奴(しかんやっこ)
〈藤娘〉


〈芝翫奴〉

藤の精




中村 児太郎


中村

みどころ

一、河内山(こうちやま)

 お数寄屋坊主の河内山宗俊は、質屋の上州屋の見世先で、松江出雲守に腰元奉公する娘浪路が幽閉されていると聞き、金子(きんす)目当てに娘の奪還を請け負い、松江邸に出かけて行きます。
 松江邸では、上野寛永寺の使僧に化けた宗俊が出雲守を追い詰め、金子まで巻き上げて、浪路を取り戻します。帰り際、松江侯の家臣北村大膳が宗俊の高頬の黒子を証拠に彼の正体を見破ります。しかし、宗俊は慌てるどころか開き直り、啖呵を切って堂々と引き上げていくのでした。
 河竹黙阿弥によるこの作品は、明治7(1874)年に初演されました。七五調の名せりふをはじめ、大胆不敵で憎めない宗俊が繰り広げる爽快な世話物の代表作をご覧ください。

二、藤 娘(ふじむすめ)
  芝翫奴(しかんやっこ)
〈藤娘〉

大津にある古松の大木に垂れ下がった一面の藤の花。その前に佇むのは、若い娘姿の藤の精。藤の精は、藤の枝を手にしながら可憐に踊り始め、やがて日暮れとともに姿を消していくのでした。

〈芝翫奴〉

 桜が満開の江戸吉原の仲之町。ここへ主人とはぐれた奴が箱提灯を掲げてやって来ます。忠義一筋の奴は、主人を真似たり、興に乗って足拍子を踏んだりし、再び主人を追って駆けてゆくのでした。

 『藤娘』も『芝翫奴』も江戸時代の文化文政期に流行した変化舞踊の中の一景です。美しい舞台の中、恋する女心を愛らしく表現する女方舞踊の『藤娘』。他方、舞踊の名手二世中村芝翫によって初演された男伊達の『芝翫奴』。人気の長唄の舞踊二題をお楽しみください。

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