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松竹大歌舞伎

平成26年度

松竹大歌舞伎

当公演は終了いたしました。

2014年11月12日(水)~25日(火)

当公演は終了いたしました。

劇場:巡業

上演時間

  • 彦山権現誓助剱
    杉坂墓所 毛谷村

  • 幕間 30分
  • 団子売

※11月15日時点での予定
※上演時間は変更になる可能性があります。

日程詳細

2014年11月

演目と配役

一、彦山権現誓助剱(ひこさんごんげんちかいのすけだち)

杉坂墓所

毛谷村

毛谷村六助
一味斎娘お園
一味斎後家お幸
微塵弾正実は京極内匠/杣斧右衛門
片岡 愛之助
中村 壱太郎
上村
市川 男女蔵
二、団子売(だんごうり)
杵造
お臼
片岡 愛之助
中村 壱太郎

みどころ

一、彦山権現誓助剱(ひこさんごんげんちかいのすけだち)

 豊前国彦山の麓で暮らす毛谷村の六助は、彦山権現で剣術の秘伝を授かった吉岡一味斎の弟子。求められるも仕官を拒む六助に、領主は六助との試合に勝利した者を召し抱えるお触れを出していた。あるとき、六助が杉坂墓所で母の墓参りをしているところへ、老婆を背負った浪人の微塵弾正が現れる。病身の母に楽な生活をさせてやりたいのでわざと試合に負けて欲しいと懇願されると、親孝行の心に触れた六助はこれを承知する。さらに、六助は山賊に追われた幼い弥三松を助け、自分の家に連れて帰るのだった。
 その後、約束どおり弾正に勝ちを譲った六助のもとへ、お幸という老女が現れ、唐突に自分を母にして欲しいと申し出る。一先ず奥の一間で休ませると、今度は虚無僧姿のお園が弥三松の着物を見かけるや、六助を仇と言って打ちかかるのだった。しかし、六助とお園は許嫁の仲であることが判明し、女は一味斎の娘のお園だった。師のあえない最期を聞かされ、二人して嘆きあっていると、奥から最前の老女。なんと老女は一味斎の妻でお園の母親のお幸だった。

 朴訥な人柄のなかに武勇の一端をのぞかせる六助と、「女武道」ながら愛らしさを見せるお園。魅力的な人物たちが描かれた心温まる義太夫狂言の名作をご覧ください。

二、団子売(だんごうり)

 餅屋台を担いでやって来たのは団子売の夫婦の杵造とお臼。二人は杵と臼を取り出すと、仲良く餅をつき始める。餅つきを終えた二人は、童唄に乗ってゆったりと踊るが、やがてひょっとことお多福のお面をつけて賑やかに踊り始め…。

 江戸時代に流行した団子売の風物を舞踊にしたこの作品は、仲のよい夫婦が軽やかに踊る人気舞踊です。義太夫に乗りながらきびきびと明るい二人の息の合った踊りをお楽しみください。

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