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松竹大歌舞伎

平成20年度

松竹大歌舞伎

当公演は終了いたしました。

2008年10月30日(木)~11月25日(火)

劇場:巡業

日程詳細

2008年10月

  • (曜日)

    開演
    時間

    会 場

    チケット
    Web松竹

    お問い合わせ先

  • 30(木)

    14:00

    秦野市文化会館

    神奈川県 秦野市

    0463-81-1211

  • 31(金)

    13:3018:00

    とうほう・みんなの文化センター(福島県文化センター)

    福島県 福島市

    024-534-9191

2008年11月

  • (曜日)

    開演
    時間

    会 場

    チケット
    Web松竹

    お問い合わせ先

  • 1(土)

    14:00

    大仙大曲市民会館

    秋田県 大仙市

    0187-63-8766

  • 2(日)

    11:0015:00

    小坂町康楽館

    秋田県 鹿角郡

    0186-29-3732

  • 3(月)

    13:0017:30

    岩手県民会館

    岩手県 盛岡市

    019-624-1171

  • 8(土)

    14:00

    増穂町文化会館

    山梨県 南巨摩郡

    0556-22-8811

  • 9(日)

    13:0017:00

    所沢市民文化センター

    埼玉県 所沢市

    04-2998-6311

  • 10(月)

    14:00

    目黒パーシモンホール

    東京都 目黒区

    03-5701-2937

  • 12(水)

    14:00

    羽島市文化センター

    岐阜県 羽島市

    058-393-2231

  • 14(金)

    14:00

    岸和田市立浪切ホール

    大阪府 岸和田市

    072-439-4173

  • 15(土)

    17:00

    大垣市民会館

    岐阜県 大垣市

    0584-89-1111

  • 17(月)

    13:3017:30

    徳島県郷土文化会館

    徳島県 徳島市

    088-622-8121

  • 18(火)

    14:00

    とりぎん文化会館

    鳥取県 鳥取市

    0857-21-8700

  • 19(水)

    14:0018:00

    出雲市民会館

    島根県 出雲市

    0853-24-1212

  • 20(木)

    14:0018:00

    ルネッサながと

    山口県 長門市

    0837-26-6001

  • 22(土)

    12:0016:30

    嘉穂劇場

    福岡県 飯塚市

    0948-22-0266

  • 24(月)

    11:3015:30

    八千代座

    熊本県 山鹿市

    0968-44-4004

  • 25(火)

    11:30

    八千代座

    熊本県 山鹿市

    0968-44-4004

演目と配役

新皿屋舗月雨暈(しんさらやしきつきのあまがさ)

一、魚屋宗五郎(さかなやそうごろう)
魚屋宗五郎
女房おはま
磯部主計之助
小奴三吉
鳶吉五郎
父太兵衛
召使おなぎ
浦戸十左衛門
坂東 三津五郎
中村
坂東 調
坂東 寿
坂東 巳之助
片岡
市村 萬次郎
坂東 彦三郎

銘作左小刀(めいさくひだりこがたな)

二、京人形(きょうにんぎょう)
左甚五郎
女房おとく
栗山大蔵
井筒姫
奴照平
京人形の精
坂東 三津五郎
市村 萬次郎
坂東 寿
坂東 巳之助
片岡
中村

みどころ

一、魚屋宗五郎(さかなやそうごろう)

 芝神明の祭囃子が響く中、魚屋宗五郎の内は静まりかえっています。それというのも、宗五郎の妹で磯部主計之助に妾奉公をするお蔦が、不義をしたとのことで手討ちにあい、忌中のためです。父の太兵衛や奉公人の三吉たちは、お蔦の不慮の死を嘆き、磯部の屋敷へ殴り込もうと訴えますが、宗五郎は皆を宥めるのでした。
 しかし磯部屋敷の腰元おなぎから、お蔦の死の真相を聞いた宗五郎は怒りに打ち震え、その気晴らしにと、おなぎの持って来た酒に口をつけます。宗五郎は酒乱の性質で、願を懸けて酒を断っていましたが、一口飲み始めると女房のおはまたちが止めるのも聞きません。
 そして酒を飲み干した宗五郎は、これまで押さえてきた怒りを顕わにして、屋敷へと向かい…。

 河竹黙阿弥の名作のひとつで、市井の人々を主人公に据えた世話物の代表的な作品です。みどころは、宗五郎が断っていた酒を飲み始め、ついに酒乱の体となる場面で、宗五郎の酔態の演技と共に、まわりの人々との緊密な演技が眼目となっています。
 すでに定評ある三津五郎の宗五郎に芝雀のおはま、萬次郎のおなぎ、秀調の磯部主計之助、市蔵の太兵衛、亀寿の三吉、そして彦三郎の浦戸十左衛門という魅力あふれる配役で、お楽しみいただきます。

二、京人形(きょうにんぎょう)

 名工の左甚五郎は、廓である傾城にひと目惚れしますが叶わぬ恋と諦め、傾城と瓜二つの京人形を彫り上げて、自らの心を慰めています。そして甚五郎が、女房のおとくに仲居の役を頼み、京人形を箱から出して廓遊びの真似事を始めると京人形が動き始めます。甚五郎が一心不乱に彫り上げたので、人形に魂が宿ったのでした。しかし甚五郎の魂のために、京人形の動きは男のもの。そこで甚五郎は、傾城の使っていた鏡をその懐に入れると、京人形の動きは女のものとなります。こうして甚五郎は、京人形と共に楽しく踊り…。

 華やかで楽しい舞踊劇で、左甚五郎と京人形との踊りがみどころとなっています。とくに京人形が女の姿で男の所作を見せていたのが、鏡が懐に入ると女の所作を見せるという変化の妙が眼目です。また大工を相手にしての甚五郎の立廻りは、後半の見どころとなっています。
 三津五郎の左甚五郎、芝雀の京人形の精により、歌舞伎舞踊の魅力あふれる作品を上演します。

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