歌舞伎いろは

【歌舞伎いろは】は歌舞伎の世界、「和」の世界を楽しむ「歌舞伎美人」の連載、読み物コンテンツのページです。「俳優、著名人の言葉」「歌舞伎衣裳、かつらの美」「劇場、小道具、大道具の世界」「問題に挑戦」など、さまざまな分野の読み物が掲載されています。



丁寧な手作業で染め出される美しい色と柄。
究極の草木染・紫根染の里、盛岡を訪ねる

 日本再発見、和ブーム到来が盛んに言われる今、日本各地で土地の伝統工芸を見直す機運も高まっている。盛岡ではその昔、「紫根染」と呼ばれる美しい染め物が生産され、名産品として高い人気を誇ったが、工程に手間がかかるなどの理由で現在は見る影もなく衰退してしまっている。その紫根染を復興させ、南部が誇る名産品の美しさを再び全国に知らしめようと頑張る職人、それを助けようと額に汗する農家…人々は口をそろえて、伝統を守り育てるコツは「手をかけてやることだ」と言う。

文/湊屋一子、写真/岡崎健志、
取材コーディネート/門松久美子、
構成/古田秘馬、中西由紀(編集部)

 
幻となった紫根染が南部に再び甦る。
高貴な紫は、手間を惜しまず心を惜しまず。
広がりつつある、伝統技術を支える人の輪。
旅の食と宿
盛岡の見どころ
 

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