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六月大歌舞伎

料金(税込)

  • 1等席15,000円
  • 2等席11,000円
  • 3階A席5,000円
  • 3階B席3,000円
  • 1階桟敷席17,000円

上演時間

  • 渡海屋・大物浦

  • 幕間 30分
  • 時鳥花有里

  • 木の実・小金吾討死

  • 幕間 15分
  • すし屋

  • 道行初音旅

  • 幕間 30分
  • 川連法眼館

※6月1日時点での予定
※上演時間は変更になる可能性があります。

演目と配役

義経千本桜(よしつねせんぼんざくら)


第一部

碇知盛(いかりとももり)

渡海屋

大物浦


所作事 時鳥花有里

〈渡海屋・大物浦〉













〈時鳥花有里〉

渡海屋銀平実は新中納言知盛
源義経
入江丹蔵
亀井六郎
片岡八郎
伊勢三郎
駿河次郎

銀平娘お安実は安徳帝


武蔵坊弁慶
相模五郎
女房お柳実は典侍の局


源義経
傀儡師染吉
白拍子園原
白拍子帚木
鷲の尾三郎
白拍子三芳野

染五郎



巳之助
種之助
宗之助
初お目見得

武田タケル
(右近長男)


市川右近
猿之助



染五郎
笑三郎



第二部

いがみの権太(いがみのごんた)

木の実

小金吾討死


すし屋

〈木の実・小金吾討死〉






〈すし屋〉

いがみの権太
主馬小金吾
鮓屋弥左衛門
猪熊大之進
若葉の内侍
小せん

いがみの権太
弥助実は三位中将維盛
お里
若葉の内侍
鮓屋弥左衛門
おくら
梶原平三景時
小せん

幸四郎



高麗蔵
秀太郎

幸四郎
染五郎
猿之助
高麗蔵

右之助
彦三郎
秀太郎

第三部

狐忠信(きつねただのぶ)

道行初音旅

三代猿之助四十八撰の内


川連法眼館


市川猿之助宙乗り狐六法相勤め申し候

〈道行初音旅〉



〈川連法眼館〉

佐藤忠信実は源九郎狐
逸見藤太
静御前

佐藤忠信/忠信実は源九郎狐
駿河次郎
亀井六郎
川連法眼
飛鳥
静御前
源義経

猿之助

染五郎

猿之助

巳之助
寿


門之助

みどころ

義経千本桜(よしつねせんぼんざくら)
流転する義経に翻弄された三人の男たち―長編歴史ロマンを三部制で初上演―

 『義経千本桜』は、『菅原伝授手習鑑』、『仮名手本忠臣蔵』と並ぶ歌舞伎三大義太夫狂言の一つとして知られており、現在でも上演を重ねる人気作品です。
 源平争乱の後、源義経がたどる数奇な運命を軸に、平知盛、いがみの権太、狐忠信の三人の物語が描かれています。
 当月は、三人の男に焦点を当て、三部制でご覧いただくことにより、それぞれの人物を取り巻く物語を一層わかりやすく描き出します。源平争乱後の時代を舞台に繰り広げられる三者三様の人間ドラマをご覧いただきます。

第一部

碇知盛(いかりとももり)
〈渡海屋・大物浦〉
義経への復讐を図る知盛の壮絶な最期

 兄頼朝に都を追われた義経一行は、大物浦の船問屋の渡海屋で出船を待っています。実は渡海屋の主人銀平は、壇ノ浦の合戦で死んだはずの平知盛で、典侍の局や安徳帝と共に素性を偽り、平家の恨みを晴らす機会をうかがっていたのでした。知盛は船出した義経一行を襲いますが、返り討ちにあってしまいます。典侍の局は義経に帝の守護を頼んで自害します。それを見た知盛も体に碇綱を巻きつけ、海中へと身を投げるのでした。

〈時鳥花有里〉
義経主従のため披露される賑やかな舞踊

 義経は、母常盤御前にゆかりの大和国へ向かおうと、家臣の鷲の尾三郎とともに奈良街道にさしかかります。そこへ、白拍子や傀儡師たちが通りかかり、義経を慰めるため、賑やかに踊ってみせます。実は、白拍子や傀儡師たちは龍田明神の使者で、義経に吉野の川連法眼を頼るようにと神託を下すのでした。

第二部

いがみの権太(いがみのごんた)
〈木の実・小金吾討死〉
権太親子の情愛と小金吾の勇壮な大立廻り

 下市村の茶屋へ、平維盛の行方を探す御台の若葉の内侍と若君の六代、その家来の主馬小金吾がやって来ます。そこへ「いがみ」と呼ばれる無法者の権太が現れ、小金吾に因縁をつけて金を巻き上げます。その後、追手に囲まれた小金吾は奮戦して内侍と六代を逃しますが、ついには討死してしまいます。偶然そこへ通りかかった権太の父の弥左衛門は、小金吾の首を持ち帰ります。

〈すし屋〉
一家を見舞う悲劇と権太の思い

 すし屋を営む弥左衛門は、旧恩ある平重盛の子 維盛を奉公人の弥助として匿っています。弥助に思いを寄せるこの家の娘お里は、若葉の内侍の来訪により真実を知り三人を逃しますが、その様子をうかがっていた権太は、訴人しようと駆け出していきます。そこへ詮議に現れた梶原景時に、維盛の首を携えて再び戻った権太が、内侍親子の身柄を差し出してしまいます。弥左衛門は怒りのあまり、権太を刺してしまいますが…

第三部

狐忠信(きつねただのぶ)
〈道行初音旅〉
静と忠信主従の道行を華やかに描く舞踊

 桜の花が満開の吉野山。都を追われた義経の後を追って、静御前は、家来の佐藤忠信とともに旅をしています。休息している静に、忠信が壇ノ浦の合戦の様子を物語っているところへ、鎌倉方の追手がやって来ます。しかし、忠信は難なく蹴散らし、静を伴い義経の元へと向かうのでした。

〈川連法眼館〉
親を慕う子狐の恩愛とケレン味あふれる一幕

 吉野山中の川連法眼の館へ匿われている義経のもとに佐藤忠信が参上します。義経は、忠信に静の行方を尋ねますが、忠信は覚えがない様子。そこへ静が現れ、はぐれたはずの忠信を見て驚くところへ、もう一人の忠信が現れます。実は、静に付き従っていた忠信は、義経が静に与えた初音の鼓の皮になった狐夫婦の子で、鼓を慕い、道中で静を守護しながら付き従ってきたのでした。それを聞いた義経は、親を想う子の情愛にうたれその鼓を与えると、喜んだ狐の子は鼓を手に古巣へと帰って行くのでした。

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