2023年8月5日（土）から開幕する歌舞伎座「八月納涼歌舞伎」の特別ポスターが公開されました。

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　8月の第一部では中村獅童が博徒緒川の勝五郎、中村七之助が勝五郎女房みきを勤める『裸道中』と、中村勘九郎が酒吞童子を勤める『大江山酒呑童子』が上演されます。このたび公開された特別ポスターは、どこか憎めない愛嬌をもつ勝五郎と、博打好きの勝五郎と喧嘩をしつつも夫への愛情が滲む女房のみきの姿をとらえた『裸道中』と、盃を重ねて心地よく踊る可愛らしい童と本性を現した荒々しい鬼神の姿が印象的な『大江山酒呑童子』の世界が凝縮された1枚です。

　続いては、第二部で上演される『新門辰五郎』と『団子売』の特別ポスター。『新門辰五郎』は幕末の京都を舞台に、江戸町火消し、浅草十番「を組」の頭・新門辰五郎の苦悩を描く群像劇。を組の纏と並ぶ松本幸四郎演じる辰五郎からは、町火消しの意気地と男気が漂います。明るく軽やかな風俗舞踊『団子売』は、坂東巳之助の杵造、中村児太郎のお福という清新な顔合わせでお届け。多くの人で賑わう大坂天神橋を舞台に団子売夫婦の幸せあふれるひと幕をお楽しみいただきます。

　もう1枚は、第三部の『新・水滸伝』より、総勢15名が並ぶ迫力あふれる特別ポスターです。役人たちの不正による国の乱れに憤り、腐った体制に反旗を翻し縦横無尽に暴れまわる梁山泊に集結した豪傑たち。そんな熱く燃え上がる魂を表すかのような朱色の世界に、個性豊かな登場人物が鮮やかに浮かび上がります。中村隼人演じる天下一の悪党・林冲を中心とした荒くれ者たちが対峙するのは、いかにも敵役らしい空気を纏った朝廷側のメンバー。初演から15年の時を経て歌舞伎座に初登場する痛快娯楽大作への期待が高まる1枚です。

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　こちらの特別ポスターは、歌舞伎座ほかで掲示されます。ぜひご注目ください。歌舞伎座「八月納涼歌舞伎」は8月5日（土）から27日（日）までの公演。チケットは、チケットWeb松竹、チケットホン松竹で販売中です。