2023年4月30日（日）、「姫路城世界遺産登録30周年記念　平成中村座姫路城公演」の出演俳優が、姫路市内でお練りを行いました。

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　5月3日（水・祝）から開幕する「姫路城世界遺産登録30周年記念　平成中村座姫路城公演」。初日を前に、お練りのスタート地点である姫路駅北にぎわい交流広場に中村勘九郎、中村七之助、中村橋之助、中村虎之介、中村鶴松、片岡亀蔵、中村扇雀が登場しました。出演者のカラフルな幟がはためき、集まった歌舞伎ファンの方々の歓声に包まれながら、初めに勘九郎が「本当に朝早くからお集りいただきましてありがとうございます。昨日予報では雨だったのですが、こうして晴れたのも皆様のおかげです。姫路にひと月いますので、どうぞよろしくお願いいたします」と、ご挨拶。

　その後人力車に乗り込み、休日で賑わうみゆき通り商店街のアーケードの中ををゆっくりと進んでいきました。沿道からは拍手や歓声が上がり、七人は笑顔を向けながら、寄せられるかけ声に手を振り応えました。

　姫路城の玄関口にある大手前公園の特設ステージに到着した勘九郎は改めて、「姫路城世界遺産登録30周年記念ということで呼んでいただきまして、姫路城のお膝元で中村座を建てることができ本当にうれしく思います。そして今日のお練りはコロナ後初めてのお練りでした。姫路の皆様、商店街の皆様、そして詰めかけてくださった皆様のおかげで最高のお練りになりました。ありがとうございます」と、感謝を込めました。

　続けて七之助も、「本日はお集りいただきまして誠にありがとうございます。夜の部では『天守物語』の富姫をやらせていただきます。今回が最初で最後かなと思うくらい、姫路城の天守のお話をその本物の真下で中村座でやらせていただく、こんな役者冥利に尽きることはございません。本当に感謝申し上げます」と、上演への期待をふくらませました。

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　「姫路城世界遺産登録30周年記念　平成中村座姫路城公演」は、5月3日（水・祝）から27日（土）までの公演。チケットの詳細は公演情報をご確認ください。