ニュース
大阪松竹座「日本怪談歌舞伎」、出演者が館前行事に登場
2022年10月8日(土)、大阪松竹座「日本怪談歌舞伎(Jホラーかぶき) 貞子×皿屋敷」の開場前に、出演者が登場し劇場前でご挨拶を行いました。
▼
午後の部の開場を前に、大阪松竹座正面玄関前に登場したのは、片岡愛之助、今井翼、中村壱太郎、中村莟玉、市川男女蔵の五人。劇場前に集まったお客様の大きな拍手に迎えられました。
まずは愛之助が、上演中の『時超輪廻古井処(ときをこえりんねのふるいど)』のみどころを紹介しながら、「(舞台は)日々進化しております。どんどんおもしろくなっておりますので、25日の千穐楽まで頑張って勤めたいと思います。ぜひ皆様、足をお運びください」と呼びかけます。続いて今井翼が、「大阪松竹座にはたくさんの思い出が詰まっていて、なんと言っても愛之助さんをはじめ、歌舞伎俳優の皆さんの胸を借りて、今年もこうして歌舞伎に出演させていただけることを本当にうれしく思っています」と、思いを語りました。
腰元お菊の拵え姿で登場した壱太郎は、「このJホラー歌舞伎は、私史上一番壮絶に、怖く激しい最期を迎えます。とはいえ歌舞伎ですので、どこまでいっても美しくこの1カ月勤めたいと思っておりますので、一人でも多くの方に観ていただきたいと思います」と、怪談ならではのアピールを行い、これが「中村莟玉」の名前ではご当地初お目見得となる莟玉は、今回初めての早替りに挑戦していると語り、「舞台で早替りをしたときにお客さんからいただける拍手が本当に気持ちいいな、と思いながら毎日頑張ってやっております」と、手ごたえを口にしました。
男女蔵は、「まだまだ油断のできない世の中ですけども、こうして劇場前に賑々しくお集まりいただき、本当にうれしいことです。歌舞伎としてつくり上げていますので、ぜひ皆さん楽しみにしてください」と、集まった観衆の方々に感謝を述べました。最後に愛之助が、「古典と現代劇(の要素)が入っていて、初めて歌舞伎をご覧になられる方にも、普段歌舞伎をよくご覧になられている方にもぴったりの舞台です。後ほど劇場でお待ちしております」と挨拶し、熱い拍手に見送られ、午後の部の舞台へと向かいました。
▼
大阪松竹座「日本怪談歌舞伎」は、25日(火)までの公演。チケットは、チケットWeb松竹、チケットホン松竹で販売中です。