4月29日（金・祝）、「南座 春の舞台体験ツアー」が始まりました。

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　「南座 春の舞台体験ツアー」は、花道、せり、廻り舞台など、歌舞伎劇場特有の舞台機構を実際に体験できるプログラムです。昨年の春・秋にも開催され、好評を博しました。今年も南座には多くのお客様が訪れ、うれしい足音が響きました。

　係員の説明の後、鳥屋から花道を歩いて舞台へ。舞台上では、歌舞伎三大名作の一つ『義経千本桜』より、「吉野山」の桜満開の大道具を間近に見ることができます。また、場内は桜をモチーフとした照明で美しくライトアップされています。廻り舞台を体験いただいた後は、下がるせり、上がるせりの体験へ。お客様はソーシャルディスタンスを守りながら係員の案内に従って体験し、写真や動画の撮影を楽しまれた様子でした。

　「ちょんぱ」の体験の際には、暗闇のなかで拍子木の合図とBGMとともに緞帳が上がり、パッと明かりがついた瞬間、お客様から感嘆のお声があがりました。ロビーでの展示では、京の師走の風物詩「吉例顔見世興行」のまねき看板や、南座で実際に使用されている瓦、改装工事の際の設計図に加え、初公開となる、普段楽屋で使用されている着到板がご覧いただけます。 

　開催に際しては、舞台体験ツアーの参加人数の制限や、ツアー内での距離の確保、劇場内各所の消毒対応など、感染予防対策が徹底されます。詳細はこちらをご確認ください。「南座 春の舞台体験ツアー」は5月8日（日）まで。開催時間、入場料など詳細はこちらをご覧ください。