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仁左衛門が『菅原伝授手習鑑』成功祈願で太宰府天満宮へ
1月15日(水)、歌舞伎座「二月大歌舞伎」の『菅原伝授手習鑑』に出演の片岡仁左衛門が、福岡県 太宰府天満宮に参拝し、公演の成功を祈願しました。
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2月2日(日)から始まる歌舞伎座「二月大歌舞伎」で、仁左衛門は昼の部『菅原伝授手習鑑』の菅丞相を勤めます。菅丞相こと菅原道真を祀る太宰府天満宮に参拝し、莟がふくらみつつあるご神木の「飛梅」に「神心我遵(しんしんがじゅん)」と書いた絵馬を結んだ仁左衛門は、さらに、心字池のほとりで梅の木の植樹を行い、笑顔を見せました。
これで6回目となる参拝について、仁左衛門は「(『菅原伝授手習鑑』の)公演のたびに参拝をさせていただいていますが、やはり気を感じます。(菅丞相は)歌舞伎の技巧が通じないお役ですので、内面から出る心で演じることが大切だと感じています。今回も参拝をさせていただいて、祝詞を聞いていると、理由が分からないけれど涙が出てきて、身も心も洗われました」と話し、公演への意気込みを表しました。
また、今回は父にあたる十三世片岡仁左衛門の二十七回忌追善狂言として上演されることから、仁左衛門は「父は将来私が菅丞相をさせていただくとは考えていなかったと思いますが、いろんな芸の話を聞かせてくれました。今でもそれを思い出して、勤めています」と、思いを語りました。
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歌舞伎座「二月大歌舞伎」は2月2日(日)から26日(水)までの公演。チケットは、チケットWeb松竹、チケットホン松竹で販売中です。
2020/01/22