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「平成中村座 小倉城公演」九州初公演の一番太鼓
11月1日(金)、「平成中村座 小倉城公演」が初日を迎え、一番太鼓の儀が執り行われました。
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秋晴れのさわやかな日差しのもと、北九州市の小倉城勝山公園内に建てられた特設劇場の前に登場した中村勘九郎と田中傳左衛門。厳粛な雰囲気のなか「一番太鼓の儀」が始まり、勘九郎から傳左衛門へ撥(ばち)が渡されました。勢いよく響く太鼓の音が、九州初となる平成中村座の開幕を知らせます。
挨拶で、「いつも一番太鼓を聞くと感動します」と切り出した勘九郎は、「傳左衛門さんがうちの父(十八世勘三郎)に、江戸の中村座ではこういうことをやっていた、と提案してくださって」、平成中村座の立ち上げ以来「一番太鼓の儀」を行うようになったと振り返りました。「この一番太鼓の力強く美しい音が、九州の地に鳴り響いたことを本当にうれしく思います」と喜びを噛みしめながら「わくわくするような、夢がつまった芝居小屋ですので、存分に楽しんでいただければ」と呼びかけると、開場を待つお客様から、大きなかけ声と拍手が寄せられました。
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「平成中村座 小倉城公演」は、11月1日(金)~26日(火)までの公演。チケットの詳細は公演情報をご確認ください。
2019/11/04