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歌舞伎座で平成最後の「節分祭」
2月3日(日)、歌舞伎座で「節分祭」の豆まきが行われました。
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昼の部『団子売』の終演後に行われた今年の「節分祭」。再び幕が開くと舞台には、昼の部だけでなく夜の部の出演者も合わせ、総勢35名が参加しました。「これから平成最後の豆まき、平成31年度の追儺式(ついなしき)を行いたいと思っております。どうぞ皆様ご協力のほどよろしくお願い申し上げます」。菊五郎の発声で舞台上にずらりと並んだ出演者たちから、歌舞伎座特製の大入袋に入った福豆がいっせいにまかれました。
上手(かみて)と花道からは赤鬼、青鬼も出てきて、豆の袋をいっぱいに詰めた枡を手に、紋付袴姿の出演者が、舞台や花道から「鬼は外、福は内」のかけ声とともに豆をまきます。2階や3階でも豆がまかれ、場内のあちこちでお客様から大きな歓声が上がり、最後は鬼を見事に追い払って、あっという間に出演者たちの枡はからになりました。
『三人吉三』のお嬢吉三のせりふにもあるとおり、一年の厄を払うとともに、無病息災と招福の願いを込めた、平成最後の年中行事「節分祭追儺式」。歌舞伎座ご観劇のお客様とともに、大賑わいのうちに終了しました。
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歌舞伎座「二月大歌舞伎」は2月26日(火)までの公演。チケットは、チケットWeb松竹、チケットホン松竹で販売中です。
2019/02/03