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歌舞伎座ギャラリー、第五回「ぎんざ木挽亭」のお知らせ
12月14日(金)、歌舞伎座ギャラリーで、第五回「ぎんざ木挽亭」 by TOKYO KOBIKI LAB.が開催されます。
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第五回を迎え、月に一度のお馴染みとなった「ぎんざ木挽亭」は、「寄席演芸で聞く芝居のハナシ」と「神田松之丞の会」の2部構成。歌舞伎にゆかりのある落語や講談を楽しめるうえに、歌舞伎の新しい見方も身に付くと、お客様からも毎回好評をいただいてます。
第一部「寄席演芸で聞く芝居のハナシ」には、古典落語の名手として知られる入船亭扇遊が登場します。歌舞伎では『人情噺文七元結』として繰り返し上演される、圓朝の名作「文七元結」を、江戸っ子らしい気風のよさとともに披露します。今年、芸術選奨文部科学大臣賞を受賞した円熟の芸を、1時間にわたってお楽しみいただきます。明治期に、落語から歌舞伎にとり入れられたほどの人気作品に、ご期待ください。
第二部「神田松之丞の会」のゲストは、神田愛山。新作に力を注ぐ一方、古典講談を得意とする実力派講談師です。今回、松之丞ととり組むのは、会の当日が討ち入りの日となる12月14日にちなみ、赤穂義士の2題。特に、愛山が勤める「二度目の清書(きよがき)」は、講談で最も大事な読み物の一つといわれています。大石の命を受けて生き長らえた赤穂義士、寺坂吉右衛門が大石の妻りくを訪ね、討ち入りの有様を物語ります。松之丞が語る「神崎の詫び証文」は、主君の無念を果たすため、誰もが知る大石内蔵助でなく、ほかの多くの赤穂義士も苦渋を味わいながら、強い思いでその日を待ちわびていたことを伝える物語です。
歌舞伎の『人情噺文七元結』『仮名手本忠臣蔵』をよくご存じの方も、そうでない方も、落語や講談ではいったいどんな世界となって広がるのか、ぜひ、歌舞伎座ギャラリーで体験してみてください。なお、第一部、第二部のチケットは別売りですので、下記をご覧のうえ、ぜひ、どちらの会にも足をお運びください。
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第五回「ぎんざ木挽亭」
by TOKYO KOBIKI LAB.
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ぎんざ木挽亭 第一部 「寄席演芸で聞く芝居のハナシ」
第5回 入船亭扇遊 独演会
「文七元結」ほか全二席
出演:入船亭扇遊
ぎんざ木挽亭 第二部 「神田松之丞の会」
Vol.5 討ち入りの日 赤穂義士特集
オープニングトーク(松之丞)
愛山「二度目の清書」
松之丞「神崎の詫び証文」
出演:神田松之丞(主任) 神田愛山(ゲスト)
■日時
2018年12月14日(金)
第一部 19:00開演(18:45開場)
第二部 21:15開演(21:00開場)
※公演時間はいずれも約90分を予定
■場所
歌舞伎座ギャラリー
東京都中央区銀座4-12-15 歌舞伎座タワー5階
■料金
第一部(全席指定):3,300円(税込)
第二部(全席指定):3,300円(税込)
※前売りで完売の場合、当日券の販売はありませんので、ご注意ください。
※当日券販売がある場合、17:00~歌舞伎座ギャラリーで販売を予定しています。
2018年11月14日(水)12:00発売
※チケットホン松竹でのお取扱いはありません。
■お問い合わせ
松竹株式会社 TOKYO KOBIKI LAB.事務局 03-5550-1962(平日9:30~18:00)
sh_engeki_kg_event@shochiku.co.jp
*TOKYO KOBIKI LAB.とは |
「TOKYO KOBIKI LAB.(トウキョウ コビキ ラボ)」は歌舞伎に限らず「日本文化全般を幅広く発信する」新プロジェクトです。その第一弾として歌舞伎座ギャラリーで「ぎんざ木挽亭」を開催。 幅広い世代の方にお楽しみいただけるよう、古典芸能から現代のポップカルチャーまで、古今を問わず多様な企画を打ち出していきます。 |