ニュース
歌舞伎座ギャラリー「第三回 歌舞伎懐かし堂」のお知らせ
7月28日(土)、歌舞伎座ギャラリーで「第三回 歌舞伎懐かし堂」が開催されます。
▼
昭和の懐かしの歌舞伎の舞台を、松竹が撮影、所蔵する映像でお楽しみいただく「歌舞伎懐かし堂」。早くも迎えた第三回は『義経千本桜』「川連法眼館の場」、通称『四の切』として親しまれているひと幕を上映します。
猿翁が三代目猿之助を名のっていた昭和43(1968)年4月、源九郎狐の狐六方の引込みを宙乗りで見せるなど、多彩な演出を盛り込んで上演したのは国立劇場でした。その2年後の7月には歌舞伎座で宙乗りを見せ、歌舞伎座の7月といえば猿之助歌舞伎、奮闘公演といわれるなかでもたびたび上演されています。「川連法眼館の場」はその後、三代猿之助 四十八撰にも選定されました。
今回、上映されるのは顔がそろった初春歌舞伎での舞台。昭和58(1983)年正月の歌舞伎座夜の部での上演で、静御前に七世芝翫、義経は梅玉。亀井六郎の錦之助、駿河次郎の右團次の出演も見逃せません。早替り、階段の出や宙乗りといった演出に目をみはり、子狐の可愛らしさ、親子の情愛あふれる演技に胸打たれる三代目猿之助の『四の切』。懐かしいと感じる方も、新鮮に思う方も満足できる映像です。
上映は、木挽町ホールの舞台のスクリーンに、プロジェクターで映像を投影して行い、床几(一部椅子席あり)に腰かけてご覧いただきます。この機会を逃すと、まず見ることができない貴重な映像ですので、ぜひ、会場へ足をお運びください。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
歌舞伎座ギャラリー「第三回 歌舞伎懐かし堂」
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
『義経千本桜』「川連法眼館」(昭和58年1月歌舞伎座)
佐藤四郎兵衛忠信・源九郎狐:三代目市川猿之助(現 猿翁)
静御前:中村芝翫(七世)
九郎判官義経:中村福助(現 梅玉)
亀井六郎:中村信二郎(現 錦之助)
駿河次郎:市川右近(現 右團次)
川連法眼:片岡芦燕(六世)
妻飛鳥:尾上菊蔵(六世)
■日時
2018年7月28日(土)18:30開映(18:15開場)
※上映時間は1時間20分
■場所
(GINZA KABUKIZA 歌舞伎座タワー5階)
■入場料
全席指定(床几席・椅子席):1,500円(税込)
2018年7月19日(木)10:00発売
チケットWeb松竹、チケットWeb松竹スマートフォンサイト
※チケットホン松竹での販売はありません。チケットWeb松竹のみの販売。
■お問い合わせ
歌舞伎座ギャラリー 03-3545-6886(10:00~17:30)