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歌舞伎座ギャラリー特別展「高麗屋のコリャイイや」開催のお知らせ
平成30年、開場130年を迎える歌舞伎座は、高麗屋三代同時の襲名披露が行われ、これを記念し、2018年1月2日(火)~2月25日(日)、歌舞伎座ギャラリーで、三代同時襲名記念特別展「高麗屋のコリャイイや」が開催されます。
【3月27日(火)まで会期延長】
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松本幸四郎が二代目松本白鸚、市川染五郎が十代目松本幸四郎、松本金太郎が八代目市川染五郎をそれぞれ襲名します。松本幸四郎家の親子孫の三世代の同時襲名が行われるのは37年ぶり。2度にわたり、三世代が同時に襲名を行うことは長い歌舞伎の歴史の中でも初めてのことです。
襲名が披露される「壽 初春大歌舞伎」初日の1月2日(火)より開催される「高麗屋のコリャイイや」は、思わず高麗屋、「コリャイイや」と口から漏らしてしまう、本邦初公開のここでしか見られない品々を展示します。
幸四郎が描いた『菅原伝授手習鑑 寺子屋』の松王丸をはじめ、染五郎が描いた『勧進帳』の弁慶、金太郎が描いた『勧進帳』の義経と、襲名披露で演じる役を描いた肉筆画を展示。また、『車引』松王丸に扮した染五郎の姿をそのまま映しとった等身大フィギュアを設置。海洋堂の制作により、荒事の迫力ある松王丸の息遣いが感じられます。
木挽町ホールの舞台は、金太郎が描いた『船弁慶』の知盛など3点の絵画を大きくあしらった襖絵をはめ込んだ口上の大道具を展示。その前に口上をする三代の写真パネルを設置し、お客様も三人とご一緒に口上気分を味わっていただきます。その他、高麗屋が所蔵する“この機会”にしか展示できない掘り出し物が多数展示される予定です。
そして、特別記念映像コーナーでは、幸四郎が襲名披露記者会見でも語った「奇跡の始まり」である37年前に行われた初代松本白鸚、現 松本幸四郎、現 市川染五郎の三代同時襲名口上の貴重な舞台映像を上映します。
歌舞伎座ギャラリーでしか、見ること、体験することができない「高麗屋のコリャイイや」展にぜひお越しください。
歌舞伎座ギャラリー
三代同時襲名記念特別展「高麗屋のコリャイイや」
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■日時
2018年1月2日(火)~2月25日(日) 3月27日(火) ※会期延長
10:00~17:30(最終入館17:00)
※2月15日(木)~19日(月)休館
■場所
(歌舞伎座タワー5階)
■入場料金
600円
※割引、特別料金等、詳細はこちらをご覧ください。
■お問い合わせ
歌舞伎座ギャラリー 03-3545-6886(10:00~17:30)
※木挽町ホール以外のスペースでは常設展示がご覧いただけます。