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松也が映画「プリキュア」の声優に
10月28日(土)より全国公開のアニメーション『映画キラキラ☆プリキュアアラモード パリッと!想い出のミルフィーユ!』に、尾上松也が声優として出演します。
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2004年からテレビ放送が始まったアニメーション「プリキュア」は、映画も本作で23作目となる“国民的人気アニメ”シリーズです。その映画最新作で、パティシエのジャン=ピエール・ジルベルスタインの声を勤めるのが松也です。
スイーツ修験者を声で表現
「スイーツにまっすぐなスイーツ修験者。普段はクールなのにスイーツのことになるとテンションが上がる。まじめすぎるがゆえに滑稽に見えてしまう人」と、キャラクターを分析、クールさとスイーツに対する熱量の上がり方、「そのギャップを意識しました」と、収録の感想を述べた松也は、「理想を追い求める、そのストイックさに憧れます」とも。
ドラマや現代劇などでは、歌舞伎の役柄を思い浮かべて役づくりをしたり、またその逆もあるとのことですが、今回はいくつかの役柄が一緒になったようなキャラクターだったと言います。ジャン=ピエールは、パティシエ帽の上に真っ赤なバラを載せ、外見も歌舞伎に負けず劣らず強烈なキャラクターですが、「アニメと歌舞伎は相性がいいと思います。歌舞伎なら安っぽくなく、アニメの荒唐無稽も表現できますから」と語りました。
声優は自分自身が見えるべきではない
声優は3月に公開された『モアナと伝説の海』のマウイ以来、2度目。「願わくば、マウイも尾上松也も見えたくない、切り離したい。声優は自分が前に出ていいお仕事ではなく、あくまでもキャラクターを構築していくうえで、最終的な仕上げであり、それだけ重要なところ。ですから、自分自身が見えるべきではないと思います」と、きっぱり。
「声優は声だけで表現するので、ドラマや映画より幅広い、豊かな表現、表情をつくらないといけません。女方などいろいろな役柄を勉強させていただいたので、声色の使い分け、強弱や出し入れなど、歌舞伎で培ってきた、育てていただいたことが今回、役に立ちました。声優というジャンルも、自分のライフワークの一つとして確立していけたらいいなと考えています」
スイーツ好きを「地道に言い続けたことが、この結果を生んだと思っています」と、映画「プリキュア」出演を喜び、「今度は悪役をやってみたい。歌舞伎でもそうですが、普段できないことが許される楽しさが、悪役にはありますから」と、今後の希望にもふれ、声優としての意気込みのほどを見せました。『映画キラキラ☆プリキュアアラモード パリッと!想い出のミルフィーユ!』は28日(土)から全国公開です。
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『映画キラキラ☆プリキュアアラモード
パリッと!想い出のミルフィーユ!』
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原作:東堂いづみ「パリッと!想い出のミルフィーユ!」
監督:土田豊
脚本:村山功
声の出演:美山加恋 福原 遥 村中 知 藤田 咲 森 なな子 水瀬いのり かないみか/悠木 碧
ゲスト声優:尾上松也
■公開
2017年10月28日(土)全国ロードショー
■上映時間
1時間10分
『Petit☆ドリームスターズ!レッツ・ラ・クッキン?ショータイム!』同時上映
■配給
東映
(C)2017 映画キラキラ☆プリキュアアラモード製作委員会