9月2日（水）より、歌舞伎座ギャラリーにて限定上映される特別映像、市川染五郎プレゼンツ「歌舞伎座の秘密 ～忍入舞台裏染色～（しのびいるうらはそめいろ）」で、公開を前に、案内役の染五郎が取材に答えました。

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　歌舞伎座ギャラリーでしか見られない、「歌舞伎座の秘密 ～忍入舞台裏染色～」は、歌舞伎座の舞台裏と裏方の仕事を染五郎がご案内する、全編撮り下ろしのオリジナル映像です。

【動画】こちらで一部をのぞき見！

　大道具と同じたっつけ姿の染五郎が、舞台を見下ろすブリッジや竹本の床を巡り、操作盤で大ゼリを回したり、『忠臣蔵』「三段目」の終わりでお馴染みの上敷（ござ）の「出投げ」をしてみたり、ひと味違う舞台裏が見られます。観客としては見ることのできないバックステージの貴重な映像が満載です。

　「初舞台前から通い続けている歌舞伎座ですが、初めて大道具の仕事を体験しました」と言う染五郎は、映像の中でビデオカメラを手に「ここは初めて来ました」という場所へ次々と潜入、「私が一番楽しかった」と収録を思い出したかのような笑顔を見せました。

　「定式幕は歌舞伎座は特に重いんです。大きな舞台で幕を引き切るのも、一つの見せ場になります。本当に力仕事です。ゴザの出投げはいつも格好いいと思って見ていたことなので、夢がかないました。ゴザを持つだけでも重くて大変でしたが…。映像をご覧いただくとわかりますが、スタッフが若い。歌舞伎をよく知っていて大好きな若い人たちが、今の歌舞伎を支えています。そんなところにも親近感を持って見てもらえるのでは」

　「前の歌舞伎座と最も違うのは奈落です。舞台機構が発達してコンパクトになったぶん、とても広くなりました。もちろん、舞台機構は最先端の技術で使いやすい。廻り舞台もまったく音がしません。それでも、舞台転換ひとつとっても“芝居心”がないと務まらないんです」。伝統、技を継承していくのも歌舞伎なら、最先端技術を駆使するのも歌舞伎。全編を通して漠然とした歌舞伎のイメージを覆す映像となっています。
　
　なお、9月、10月は通常、1日7回の上映が予定されており、歌舞伎座ギャラリーの入場料のみでご覧になれます。

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　「歌舞伎座の秘密」公開と同時に、プレゼンターの染五郎のオリジナルミニポスター付きの「抹茶染プリン」も発売されます。1箱3個入り（1200円、税込）で4種類のポスターのうちの一つが入っており、どれが当たるかはお楽しみ。染五郎いわく「大人の味です」とのことで、歌舞伎座ギャラリー限定発売のお土産好適品です。

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市川染五郎プレゼンツ
「歌舞伎座の秘密
～忍入舞台裏染色～」
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■上映開始時間
10：15／11：15／12：15／13：15／
14：15／15：15／16：15
※上映時間は約23分

■場所
歌舞伎座ギャラリー
（歌舞伎座タワー5階）

■料金
当日のギャラリー入場券料金のみ
一般：600円
小・中学生：500円（小学生未満無料）
団体：500円（20名様以上一律）
イヤホンガイド付き：1500円（セルフ式イヤホンガイドと場内観覧室からの見学付き）
※退出後の再入場はできません。

■お問い合わせ
歌舞伎座ギャラリー　03-3545-6886（10：00～17：30）

歌舞伎座ギャラリー特別映像「市川染五郎プレゼンツ　歌舞伎座の秘密」

歌舞伎座ギャラリー「体験空間 歌舞伎にタッチ　－しる・みる・ふれる・やってみる－」