歌舞伎の芝居番付をデジタル化するプロジェクト、支援者募集
9月9日(火)、公益財団法人松竹大谷図書館がクラウドファンディング「【第3弾】日本文化の宝・歌舞伎や映画の記憶を未来につなぐ。」プロジェクトを始動、図書館運営の継続と歌舞伎や映画の大切な資料を保存するための支援金を募っています。
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演劇、映画に関する貴重な資料を収集、整理、保存し、研究に協力したり閲覧の場を提供している松竹大谷図書館では、これまで2回のプロジェクトで、その運営や活動の資金支援を募ってきました。今回は図書館運営に加え、所蔵約44万点の資料のうち、約5,000点を占める「芝居番付」のデジタル化実現のためのプロジェクトの実行を目指しています。
「芝居番付とは、芝居の演目、配役、場面の挿絵などが描かれた、今でいう演劇のポスターやチラシのような印刷物です。単なる宣伝物という役割だけでなく、配役や挿絵などから、当時の興行の内容を知るための手がかりとして、大変重要な役割を担った資料です。当館では現在、江戸末期から明治、大正時代にかけての芝居番付を、5,000枚以上所蔵しています」と説明してくれたのは、図書館の武藤祥子さん。
芝居番付には「見立番付」も含まれ、これで役者の格付けや人気もわかります。また、同じ興行の番付を集めてみると、上演中の改変や配役変更などの情報も得られます。大型資料のため、現在は閲覧予約が必要ですが、デジタル化によって、新たな発見や研究の効率化が図られることは間違いないでしょう。歌舞伎ファンとしても、興味をひかれるまま閲覧して楽しむこともできそうです。
支援はネットから
今年で3回目となる、クラウドファンディング 「READYFOR?」を利用した支援者募集。プロジェクトの趣旨に共感した人が、支援金額に応じた引換券(リターン)を選択することで、支援者として支援ができます。松竹大谷図書館の今回のリターンの内容は下記をご覧ください。
10月29日、プロジェクトが成立しました。たくさんのご支援ありがとうございました。
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【第3弾】日本文化の宝・歌舞伎や映画の記憶を未来につなぐ。
プロジェクト概要
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■期間
2014年9月9日(火)~10月29日(水)
■支援方法
「READYFOR?」の本プロジェクトのページから「引換券」を選び、クリックすると手続きが行えます。
■引換券(支援に対するリターンの引換券)の内容
支援金額に応じて下記のリターンが受けられます(詳細は「READYFOR?」の本プロジェクトのページをご覧ください)。
◇松竹大谷図書館オリジナル文庫本カバー2種類1組セット
1. 蔵出し台本「歌舞伎」文庫本カバー
『仮名手本忠臣蔵』(平成25年12月歌舞伎座)の台本の表紙を文庫本サイズの特製ブックカバーに。
2. 蔵出し台本「映画台本」文庫本カバー
『機動戦士ガンダム』の録音台本の表紙を文庫本サイズの特製ブックカバーに。
◇映画や歌舞伎の台本を保護するカバーに、支援者のお名前を記載
※歌舞伎台本の作品リストは こちらから
(平成25年10月~26年9月興行の上演台本が中心)
※映画台本の作品リストは こちらから
(松本清張原作作品、大島渚と松竹60年代作品、『機動戦士ガンダム』はファーストガンダム劇場三部作のAR台本を中心に、恒例の小津安二郎、木下惠介監督作品、キネマ旬報ベストテン受賞作品よりセレクト)
※「寅さん」台本の作品リストは こちらから
(前回もお名入れ希望が多かった、映画「男はつらいよ」シリーズ全48作)
◇「歌舞伎座ギャラリー」招待券
2014年9月4日(木)~2015年1月25日(日)に歌舞伎座ギャラリーで開催の「歌舞伎は旅する大使館<後期>『歌舞伎ファンを世界に』」展招待券をペアで。
◇松竹大谷図書館司書による「歌舞伎座ギャラリー」特別ガイドツアー
11月27日(木)午前・午後/11月27日(金)午前・午後(時間は未定)、1日3~4回、1回5~7人で、1回につき1時間程度を予定。
◇松竹大谷図書館所蔵「かふきのさうし」のオリジナル文庫本カバー
お国歌舞伎の様子が素朴なタッチで描かれた、江戸時代の奈良絵本をデザインに使用。
◇松竹大谷図書の見学会にご招待
11月27日(木)午前の部10:00~/午後の部14:00~の2回を予定(1回15名程度、希望回の先着順)。
■お問い合わせ
プロジェクトについて:
公益財団法人松竹大谷図書館 事務局 03-5550-1694
「READYFOR?」について:
オーマ株式会社 READYFOR事務局 info@readyfor.jp